株式会社パワーエックス（本社：東京都港区、代表：取締役兼代表執行役社長 CEO 伊藤 正裕）は7月3日、成長フェーズにおける重要な投資ラウンドであるシリーズBラウンドの前半として19.2億円に及ぶ資金調達契約を締結したことを発表しました。

この資金調達は、昨年のシリーズAラウンドのリード投資家と新たに参画する投資家を割当先とする第三者割当増資によるものです。これにより、当社の累計資金調達額は約125.5億円となりました。

この結果を事業に対する大きな期待によるものと認識し、自然エネルギーの爆発的普及の実現に向け、蓄電、送電技術の進化に向けた新規事業の展開に邁進していきたい考えです。

１．今回の資金調達に参画した投資家

（１）シリーズAラウンドからの追加投資

▪Spiral Capital株式会社

▪日本瓦斯株式会社

（２）シリーズBラウンドでの新規投資

▪センコーグループホールディングス株式会社

▪株式会社脱炭素化支援機構

▪東北電力株式会社

▪その他、事業会社１社

２． 今回の調達資金の用途

今回の調達資金は、蓄電池製品の研究開発や、岡山県玉野市に建設中の国内最大級規模の蓄電池工場「Power Base」の設置費用などに充てられる予定です。

３．事業の進捗と今後の見通し

・今年4月、蓄電池型超急速EV充電器『Hypercharger』の製造を担う、徳島の提携工場が試験稼働を開始。

・東京・青山に『Hypercharger』の試験機を設置。まもなく一般のEVオーナーによるテスト利用を開始予定で、今夏の本格的なサービス開始を予定しており、都内を中心に年内に10拠点を開設する計画。

・完全子会社として岡山県玉野市に蓄電池関連製品の製造を担う株式会社PowerX Manufacturing（PXM）を設立。蓄電池製造事業の成長拡大とともに、地元での雇用創出を進める。

・岡山県玉野市に建設を進める蓄電池組み立て工場「Power Base」は今年8月に製造棟が竣工予定。その後、製造設備の導入などを進め、年内の試験稼働開始を目指す。将来的に同工場の蓄電池モジュール製造能力を年間10GWhまでに拡大する計画。

・蓄電池販売は、昨年からの先行予約を受けて正式注文の案内を進めており、マルチテナント型物流施設「プロロジスパーク草加」への定置用蓄電池の導入、日本瓦斯株式会社の営業所への蓄電池型超急速充電器の導入が正式に決定。

【詳しくはこちら】