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2023年7月25日
新電元工業は7月24日、150kW出力対応のEV用急速充電器SDQC2F150シリーズに、充電ネットワークの国際標準通信プロトコル『OCPP』対応モデルを追加し、2023年7月より受注開始したことを発表しました。
OCPPは、公共充電認証サービスをはじめ、商業ブランド独自の充電決済システム等にも活用することができ、すでに多数の導入実績とともに主流になりつつある業界標準規格です。EV1台あたり150kW(350A)を供給可能な充電器は国内での設置実績が少ないことに加え、さらに独自の認証サービスを組み合わせることによって、特別な充電体験を提供することができます。
だれでも利用できる充電スポットには、公共充電認証サービスとの提携が便利です。公共充電サービスの「e-Mobility Power」はOCPP対応のEV充電器にも対応しています。
EV充電ネットワークの国際標準通信規格「OCPP」に対応充電器なら、事業者が独自に構築するOCPPサーバーとの接続が可能になります。事業者は充電料金や決済方法を独自に定めることができるので、たとえば店舗の利用客に限定した充電料金設定や、商用EVを活用する物流拠点の充電設備管理など、将来のEV普及に向けて多彩な付加価値サービスを展開することが可能です。
公共の急速充電スポットは、主に経路充電(立ち寄り充電)の役割を担っています。新電元工業はEV導入期の高出力需要に応えるべく、90kW超の充電器をいち早く市場提供してきました。今後EVのさらなる普及に向けて、高容量製品のラインナップ拡充に加え、2023年5月に発売した「見せない普通充電器」 をはじめとする基礎充電や目的地充電に活用しやすい充電器ラインナップも拡充していくとしています。
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