関西電力は11月27日、公衆エリアにEV充電器の設置を行う「EV充電サービス事業（以下、本サービス）」 へ参入することを発表しました。国内で初となる、時間単位での充電予約と時間帯別の充電料金を組み合わせたサービスを提供し、今後、全国の商業施設や家電量販店、ホームセンターなどの小売店等に対して展開していきます。

サービス参入の背景

現在、政府は、EVの充電器設置について、2030年までに全国で30万口とする方針を掲げています。

しかし、2022年度の設置状況は約3万口に留まる状況で、EVの普及拡大に向けて充電インフラの整備が課題となっています。

こうした課題に対して、充電インフラを整備するとともに、関西電力が有するエネルギ―マネジメントの知見やノウハウを活用することで、本サービスでは、時間単位での充電予約機能や、時間帯別の料金設定機能等、新たなシステムを提供します。これらの機能の組合せにより、導入先企業では、閑散時間帯等に時間帯別料金を設定することで、その時間帯の集客効果が期待できます。

また、EVをご利用のお客さまは、あらかじめ充電時間を予約することができます。その結果、充電料金が安価な時間帯の選択や充電渋滞の回避ができるなど、EV充電に際し、お客さまの利便性が向上します。

サービスの概要

時間単位での充電予約と時間帯別の充電料金を組み合わせたサービスを提供するとともに、クーポン配信をはじめとした施設との連携により、EVをご利用のお客さまの利用目的を創出し、商業施設等の集客力向上に貢献します。

今後のスケジュール

2024年2月頃から、EV充電器の導入先企業※2と連携し、サービスを先行開始する予定です。その後、2024年4月頃から全国へ拡大し、2024年度末までに1,500口の充電器設置を目指します。

■ 先行開始

■ サービス開始

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