株式会社パワーエックス（本社：東京都港区　以下、パワーエックス）は、11月18日より月額制のEV充電サービス「PowerX First（パワーエックス・ファースト）」の提供を開始することを発表しました。超急速EV充電を無料体験できる「Try! PowerX」キャンペーンを通して、充電設備の使われ方やユーザーの意見を分析し、さらなるサービス向上とEV普及を目指して、月額1,050円または年払い10,800円（ひと月あたり900円）という業界最安クラスの快適な会員制サービスを提供します。

「PowerX First」の特徴

現在実施されている無料充電キャンペーン「Try! PowerX」は11月17日をもって終了し、11月18日以降は月額プラン「PowerX First」か月額費用なしの一般利用でチャージステーションでの充電が可能となります。「Try! PowerX」において、パワーエックスのチャージステーションは平均稼働率30%と、国内の急速充電器の平均稼働率3%と比較して高い稼働率を記録しており、今後も「PowerX First」と一般利用をあわせて10万人規模のサービスを目指します。

■ 充電器設置施設へのこだわり

パワーエックスでは、充電中の時間を有意義に過ごせるような優良施設にこだわって充電器の設置を進めており、「Try! PowerX」キャンペーンでは、61%のユーザーが「充電中の時間を車外で過ごした」という結果が出ました。

10月12日にオープンした「livedoor URBAN SPORTS PARK」（GoGoEV：livedoor URBAN SPORTS PARK ）では、パワーエックスの蓄電池型超急速充電器『Hypercharger』を2機4口設置。スケートボードパークを中心に、屋外アスレチックやカフェ、ドッグランなどが集まり、年齢や性別を問わずあらゆる人が楽しめる施設となっているため、充電中の時間を満喫することができます。

優良施設への充電器設置とともに数の面でも整備も進め、2024年度内に80か所、2025年中には300か所へチャージステーションを拡大予定です。

■ 国内最速級 150kWの超急速充電

パワーエックスの超急速充電は、100kWhのバッテリー容量のEVの場合、約27.5分の充電で20%から80％まで充電可能。

短時間で十分な充電量となるため、都市部で自宅に充電設備がないユーザーが基礎充電的に利用するのも便利です。

■ 業界最安級 45円/kWh～ の従量課金制

従来のEV充電では多くのサービスで充電時間に対する課金制度が設定されており、価格の不透明性が課題視されていました。「PowerX First」は、従量課金制を採用することで、納得感のある業界最安級の充電料金を提供します。

月会費なしの一般利用も可能ですが、「PowerX First」は月に60kWh充電するユーザーであれば元が取れる価格設計となっています。月に80kWhの充電をする場合は一般利用と比べて年間で8,400円お得になるため、走行距離に合わせた利用でEV充電のコストを大幅に削減することが可能です。

■ 充電時間を75分へ延長

「Try! PowerX」キャンペーンでは60分までだった予約枠が、「PowerX First」では最大75分まで延長され、充電が終わっても予約時間内は駐車可能です。時間に余裕をもってゆっくりと充電できるため、充電器の設置施設での食事や買い物など存分に満喫することができます。

■ 3日前から予約可能

「PowerX First」と一般利用の大きな違いとして挙げられるのが、予約機能。「Try! PowerX」キャンペーン中の「予約が取りづらい」「空予約が多い」などのユーザーからの意見を受け、「PowerX First」会員のみ3日前からの予約を可能にすることで、予約がとりやすくなっています。さらに、今後は予約の無断キャンセルへの対応も含め、サービス改善を目指します。

パワーエックスがEV充電に取り組む意味

蓄電池メーカーであるパワーエックスがEV充電に取り組む意味は、日本の再エネ拡大とEV普及における蓄電池の重要性にあります。

日本において、脱炭素化を目指しCO2の排出を削減するためには、さらなる再エネの拡大が必要不可欠です。再エネは需要に合わせた発電量の調整ができないため、余剰電力の調整力となる蓄電池が必須となり、今後は重要なインフラとしてより制御の安全性が高い国産の蓄電池の需要が高まることが予想されています。パワーエックスの蓄電池は、すべて日本で設計・開発、運用を行っていることから、高い安全性が保証されており、現在も日々生産、出荷されています。

これまで、EVの充電には莫大な電力が必要となることから、EVは普及しないという言われてきました。たとえば150kWの超急速充電でEVを4台充電する場合、中規模工場相当の600kWの電力が必要になり、同等の電力を消費するチャージステーションを日本全国へ配置するのが難しい現状があります。しかし、蓄電池を配置すれば100kWの電力で対応が可能となるため、蓄電池とEV充電は非常に相性がよく、パワーエックスは蓄電池メーカーがEV充電に取り組む意義を強く感じています。

今後はさらなるEVの普及を見据えて充電ネットワークの構築を進め、「PowerX First」によるEVコストとCO2排出量削減で、よりEVに乗りやすい社会を作っていきたいとしています。

PowerX WEBサイト：https://power-x.jp/ja/

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