2025年5月7日(水) 11時
MIRAI-LABO株式会社(本社:東京都八王子市 以下 、ミライラボ )と、MS&ADインシュアランスグループのあいおいニッセイ同和損害保険株式会社(以下、あいおいニッセイ同和損保)は5月1日、資本業務提携契約を締結したことを発表しました。
電気自動車(以下、EV)の普及に伴い、EVバッテリーの廃棄量の急増が見込まれており、廃棄による環境汚染やレアメタルの資源不足など、様々な社会課題の顕在化が想定されています。そのため、バッテリー廃棄による環境負荷を軽減し、資源の効率的な利用を促進するため、中古EVバッテリーの最適なリユース・リセール・リサイクル等による有効活用が求められています。
ミライラボは、中古バッテリーの診断および再生、リセールに関する先進的な技術・知的財産を保有しており、バッテリーに関するサーキュラーエコノミー※1の構築を目指しています。
また、あいおいニッセイ同和損保は、テレマティクス自動車保険を通じて、車両の走行データの分析ノウハウを保有しており、EV専門レンタカーサービスなどの提供を行うUFO Drive SAと資本業務提携※2を行うなど、EV関連のビッグデータ取得およびEV向け商品・サービスの開発にも取り組んでいます。
今般、両社の強み・リソースを統合し、中古EVバッテリーの供給・診断および再生・二次流通を循環させる仕組みを構築することにより、中古バッテリーの最適な二次流通を促進し、バッテリーに関する様々な社会課題の解決を目指します。
※1 製品、素材、資源の価値を可能な限り長く保全・維持し、廃棄物の発生を最小化する経済システム
中古EVバッテリーの「診断・再生」「販売」「利用促進」などのフェーズで、以下取り組みを実施します。
①診断・再生
【取り組み】全損EVバッテリーの二次流通(25年5月実証開始)
【検討中の内容】・あいおいニッセイ同和損保のEVを対象とした自動車保険契約において、全損となった車両のバッテリーをミライラボに供給
・モジュール(組電池)単位で破損および劣化度等を診断し、モジュールを組み替えることで再生バッテリーを製造
②販売
【取り組み】再生バッテリーを活用した製品を中心としたミライラボ製品の販売
【検討中の内容】・あいおいニッセイ同和損保の取引先や連携協定締結済の地方公共団体へ、 再生バッテリーを組み込んだミライラボ再エネソリューションを中心としたミライラボ製品※3を販売
③利用促進
【取り組み】再生バッテリーの補償保険の組成
【検討中の内容】・ミライラボによって診断・再生されたバッテリーを対象とした保証保険をあいおいニッセイ同和損保が組成・引受
その他
【取り組み】効率的なバッテリー診断に向けたR&D(25年5月研究開始)
【検討中の内容】・あいおいニッセイ同和損保がテレマティクス技術で取得する「事故発生時の衝撃度」とミライラボの診断によるバッテリー破損結果データを突合し、衝撃度とバッテリー破損状態の相関性を検証
・検証結果を活用し、事故車バッテリー診断の効率化を目指す
カーボンクレジットの創出
【検討中の内容】・中古バッテリーを活用した再生バッテリーの製造により、新品バッテリーを製造した場合と比較して削減されたCO2排出量からカーボンクレジットを創出
ミライラボとあいおいニッセイ同和損保は、資本業務提携契約を通じた取り組みを着実に進展させるとともに、寿命を迎えリユース・リセールが困難なバッテリーについても、リサイクルによる適切な資源化を図り、希少な金属や材料を再利用することで、一層の環境負荷軽減に貢献します。
また、全損認定となったEVバッテリーの活用にとどまらず、EVバッテリー自体の価値向上に資するサービスを両社で検討していきます。
3 件
2025年5月7日(水) 15時
リーフの初期型に乗っていたころの話です。
途中で有償にてメインバッテリーを交換しました。その際は、走行距離が多い(約25万キロ)のとセグ欠け(7セグ)が多いので回収には回せないとの事だったので、友達からバラしてもらい売ってもらいました。
その後48万キロの時に乗り換えをしました。で、その車はV2Hで使用しています。(庭に置いてます)
安価な家庭用蓄電池などに生まれ変わるのだったらリサイクルに回しても良いと思った。
2025年5月7日(水) 11時
EVの普及が進む中で、使用済みバッテリーの再利用ってすごく大事なテーマだと思います。こうした企業の取り組みが広がって、もっと環境にも優しい社会になっていくといいですね。期待しています!