2025年7月28日(月) 10時
株式会社パワーエックスと関西電力株式会社は7月25日、蓄電池型超急速EV充電システムを活用した公共充電サービスと設置施設におけるエネルギーマネジメントの両立、電力市場参入の実現可能性検証のための共同研究契約を締結したことを発表しました。
本研究では、VPP(バーチャルパワープラント、仮想発電所)としての活用を目指し、2026年度上期中に大型総合スーパーのPLANT-2 上中店(福井県若狭町)の駐車場(以下、設置施設)に、公共充電サービスとして蓄電池型超急速EV充電システム「Hypercharger Pro」(以下、本システム)を設置します。
公共充電サービスの提供と並行して、設置施設における消費電力のピークカット等のエネルギーマネジメントおよび本システム搭載蓄電池の調整力を活用した容量市場などの電力市場への参入について、実現可能性を検証します。
両社はこれらの取組みを通じて、EV普及に向けた充電インフラ整備の推進に加え、蓄電池システムの調整力活用にかかるノウハウの蓄積や新たな付加価値の創出を目指します。
2025年7月~2027年3月
蓄電池型超急速EV充電システムを活用した公共充電サービスと設置施設におけるエネルギーマネジメントの両立に向けた検証
PLANT-2 上中店 駐車場(福井県若狭町脇袋11-12-1)
2026年度上期
蓄電池型超急速EV充電システム パワーエックス製 Hypercharger Pro
・充電方式:CHAdeMO
・ポート数:2台分
・充電出力:最大150kW(2台同時充電の場合、最大120kW)
・蓄電容量:358kWh
PowerXは最大出力150kWの超急速EV充電サービスを提供しています。従来の発電方法で充電する「Economy」から、純再エネ100%の「Premium」までの3つの料金メニューを選択可能で、充電した分の充電料金を支払う従量課金制となっています。個人向けには月額料金なしの一般利用に加え、2024年11月18日からは月額制の「PowerX First」の提供を開始し、75分の充電時間や3日前からの予約機能などにより、さらに快適なEV充電を体験することができます。
PowerX WEBサイト:https://power-x.jp/ja/
※株式会社パワーエックスは、GoGoEVのPRパートナーです。
3 件
2025年7月29日(火) 9時
敷地内で結構場所をとる大きな急速充電設備が、EV充電だけに使われるのではなくて施設の電気代節約や非常時の電源としても活用できることはまさに「理想型」ですよね。PowerXの蓄電池型充電器はそういうメリットを活かせますのでまたEV充電需要が比較的少ない今の段階で蓄電池のメリットを活かしてアピールできる点は高く評価します。
2025年7月28日(月) 17時
商用車の大容量急速充電のソリューションにもなりそうですね。
ぜひ商用車の運用を含めて実証試験をやらせて頂きたいです。
背反として充電事業者の初期投資大にも対策できているでしょうか。
2025年7月28日(月) 10時
VPP(バーチャルパワープラント)は、分散した小さなエネルギー設備(EVや太陽光発電、蓄電池など)をあわせて、ひとつの大きな発電所のように運用する仕組みのことです。
今後のEV普及や再エネ活用に向けて、EV充電がEV充電だけの役割を超えて付加価値を持つことは大変有意義なことであると感じます。