英国の高級SUVメーカー、ランドローバーは7月31日、『ディフェンダー』のEVプロトタイプを使った研究開発テストを開始したと発表しました。

（出典：jaguarlandrover.com）

これまで、EVといえば「リーフ」や「i-MiEV」、「フィットEV」等のコンパクトカータイプEVがどちらかと言うと主流でした。最近はテスラ「モデルS」やGLM「トミーカイラZZ」等のようなセダンタイプ、スポーツタイプEVの市販化も徐々に進んでいます。

SUVタイプとしては三菱「アウトランダーPHEV」が挙げられますが、これはエンジンと電池の両方で駆動するプラグインハイブリッドタイプであり、純粋なEV（BEV：Battery Electric Vehicle）とは言えません。

SUVはその利用用途から、航続距離に加えパワーを必要としますし、技術面では電池技術、駆動技術、エネルギー回生技術などが鍵と言えそうです。『ディフェンダー』EVは既に運動エネルギーの80%を回生出来るものの、航続距離80km、予備航続距離20kmの合計100kmが現状走行可能ということであり、市販化にはもう少し時間がかかるかも知れません。まだ研究段階ですが、EVの選択肢が広がることは普及において重要と思われますので、今後、様々な種類のEVが出てくることに期待したいですね。

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