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2013年9月6日
2013年6月14日付のコラムにおいて、経済産業省および次世代自動車振興センターが進める「EV充電インフラに関する地方自治体ビジョン」について書かせて頂きました。
6月時点で16道府県までが作成・承認されたビジョンも、9月2日現在、奈良県と鹿児島県を残し、ほぼ出揃いました。
各都道府県のビジョンをいくつか眺めると、前回も書かせて頂きました通り、詳細に道路毎、道の駅毎に充電器台数まで含めて検討したところと、市町村数の数や人口で按分したところなど様々です。その中でも、特に良く考えられていると感じるのが、以下の県のビジョンです。
・岐阜県
・富山県
・福井県
・宮城県
・福島県
・栃木県
・愛知県
・三重県
・京都府
・鳥取県
これらのビジョンは、都道府県に住む人の動き、観光客の動き、県通過者の動きを総合的に見ていると感じられると共に、同時に設置場所が具体的で、台数まで規定されているものが多いです。すなわち、あとはビジョンに従って設置すれば、EV利用者の利便性が改善すると思われます。
例えば、鳥取県のビジョンでは、高速道路、主要国道、観光地・レジャー施設や商業施設に具体的な場所と基数を示しています。このようなビジョンは、現状のEVユーザにとって利便性や安心の増加につながるだけでなく、今後EVを購入しようと考える人にとっても、影響が大きいと思われます。
★鳥取県の例
・「鳥取砂丘」に急速2基、普通4基
・「イオンモール鳥取北」に急速2基、普通4基
・「はわい温泉」に急速2基、普通4基
・「鳥取自動車道」に急速1基、普通2基(PHVへの対応)
など
ただし、漠然としたビジョンを描いている都道府県の場合でも、実際の内部検討では今回は公表されたビジョン以上の具体的な検討が行われている事も考えられますので、実際の設置を検討される場合には各都道府県にご相談下さい。
とは言え、比較的具体的なビジョンを描いた都道府県も含め、以下の点は気になりましたので書かせて頂きます。
(1)急速充電器に重点が置かれている
EVに乗っている方なら、目的地(特に旅行先など)での「普通充電」の有難さは良くわかるはずです。しかし、そのような場所における普通充電器が重要視されていないと感じるビジョンがあります。○○市に3基、××町に2基というものは、市町村内のバランスを取られての事とは理解できますが、目的地充電の目的(その地域以外からのEV旅行者向け)を理解した上での計画とは思えないのです。
(2)充電器設置の考え方が漠然としている
あるエリア内に、急速充電器1基、急速充電器もしくは普通充電器のいずれか1基と表現しているビジョンが少なからずあります。つまり、急速2基なのか、急速1基+普通1基なのかは予算次第ということであり、そもそも充電器の設置を必然性を持って考えた結果では無いのではと感じてしまいます。
EV用充電スタンドの設置は、先月頃より徐々に加速し始めています。今後、ビジョンに基づいた設置は更に進むと思われますが、それと同時に、ビジョン自体の見直しや設置が進むことによるビジョン改訂(2月の補助金申請締切までに1回程度?)も必要かもしれませんね。
引用元のニュース記事
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