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2013年9月20日
米自動車最大手GM(ゼネラルモーターズ)は16日、満充電で約320km走行可能な高級EVを開発中であると明らかにしました。価格は300万円前後を予定しているとの事です。
高級EVという市場は米EVベンチャーのテスラモーターズが切り開いてきた経緯があり、そこにGMが攻め入っていく形になります。
GMは2010年末にPHEVのシボレー『ボルト』を米国で発売、今年8月までに約1万5千台を販売しました。また、2013年にEVのシボレー『スパーク』を発表、2014年からはキャデラックブランド初のPHEV『ELR』が加わる予定となっています。
▲スパークEV(出典:GMウェブサイト)
▲ELR(出典:GMウェブサイト)
これらGMのEV・PHEVシリーズに、新たに高級EVが加わる可能性があるという事になります。これについて、GMのダウ・パークス副社長は、「過去4年間、EVやPHV市場は急拡大してきた。バッテリー分野でのGMのリーダーシップを維持するために、グローバル・バッテリーシステム研究所を拡張する」とコメントしました。EV・PHEVにおいて幅広いラインナップをそろえて、この市場を切り開いていきたいようですね。
ドイツのフォルクスワーゲン(VW)も2018年までにEVの最大手になる意向であると表明したばかりで、EV市場における競争も盛り上がってきました。日本のメーカーも黙って見ているだけではなく、以前もコラムでお伝えしたように、日産自動車も高級EVの開発を進めていく意向を示しています。
小型のEV市場だけでなく、高級EV市場において、今後、GMや日産など大手自動車会社がどのような自動車を提供するか、興味深いところです。
・参考ウェブサイト:
GM、走行可能距離320キロ超のEV車開発でテスラに対抗(ウォールストリートジャーナル)
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