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2013年11月19日

【EV】図解!アメリカのEVインフラ事情

2011年より、今年2013年5月までの、アメリカにおけるEV充電インフラの数を分かりやすくまとめたイメージ図を紹介いたします。


▲出典:Green Car Report


米国の充電器台数は2011年に1972ヶ所、2012年に6310ヶ所、今年5月には2万138ヶ所と急速に増加しています。米国にはガソリンスタンドが約12万1000箇所あると言われ(日本は3万5000箇所程度)、これと比べると少々見劣りするかも知れませんが、EVの存在感が着実に高まっていることは間違いありません。


また、上記このイメージからいくつか面白い点も見えてきます。

 

 (1) 西海岸(特にカリフォルニア)と東海岸に充電インフラが集中している。

 (2) 普通充電器に対して急速充電器が非常に少ない。

 (3) プラグシェアリング(個人所有の充電器をシェアする)の需要も高まっている。


(1)に関しては、比較的人口密集地帯においてEVの導入が進んでいる証拠であると考えられます。また、人口密度の高い西海岸、東海岸は車で移動する距離が中部に比べて短く、航続距離の観点からEVは少々使い勝手が悪いのかもしれませんね。

しかし、今後EVの航続距離がのびれば、中部においても充電インフラが増え、EVでアメリカを縦横無尽にかけまわることもできるかも知れません。


(2)については米国は日本と比べても特に急速充電器が少ない状況です。これは2013年6月8日付コラムで述べたとおり、米国の電力自由化の影響により、電気自動車に比較的積極的な取り組みをしていたPG&E社(パシフィック・ガス・アンド・エレクトリック社)が連邦破産法11条の適用を受け、その後、急速充電器の設置を担う企業が現れなかったことによるものと考えられます。


(3)については、2013年11月5日のGoGoEVコラムにて紹介した、充電器共有によるものです。


日本ではあまりなじみがないですが、自宅に充電設備があり、昼間に車を使用している方であれば、昼間にほかの人が充電して利益を得らるというアイデアです。日本でもこの仕組みが確立できるようなソーシャルサービスがあればいいですね。ただ、知らない人が自宅の軒先で長時間充電しているという状況が許されるような雰囲気、スペースが日本にどれだけあるのでしょうか。日本でこのアイデアがどのように広まっていくのか、注目したいですね。


・参考ウェブサイト:

-Green Car Report

-GIZMODE


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