日産のCEO、カルロス・ゴーン氏は20日、電気自動車（EV）を2016年度までに合計150万台販売する目標の達成期限を遅らせたことに関し、EVへの投資を後悔はしていないと述べました。

日産とルノーは３年前よりEVの販売を開始。リーフを中心にこれまで累計販売台数12万台を記録しました。ゴーン氏は、当初の予測よりも充電設備の整備が進んでいないことをEV普及阻害の理由としてあげました。リーフはEVの中でも特に売れているというイメージでしたが、目標に対しては10分の1以下の達成に留まっています。

このような状況の一方、日産自動車 の米州販売・マーケティング担当シニアバイスプレジデントのホセ・ムニョス氏は19日、米国でリーフを増産すると明らかにしました。リーフは今年初め、米国販売価格を6000ドル（日本円で60万円・1$=100円換算）以上値下げし、2万9650ドルとしたことで、需要が増加しているようです。

ゴーン氏によると、2-3年後にはリーフの販売目標を達成できると考えているようですが、もしリーフの価格をもっと下げれば、もっと早くにも達成できるかもしれませんね。

・参考ウェブサイト：