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2014年1月8日

【EV】太陽光で走行するフォードの電気自動車

米フォードモーターは太陽光発電を用いて蓄電し走行する「C-MAX Solar Energi Concept」を発表しました。これは、7.6kWhのリチウムイオン電池を搭載したプラグインハイブリッド車

「C-MAX ENERGI」の屋根全面に太陽光パネルを設置し、太陽光により充電する事で一定距離の走行を可能にするというものです。


太陽光パネルにはフレネルレンズによる太陽光の集光と、太陽追尾機能が付いており、太陽光パネルによっておよそ4時間で充電が完了となりなす。なお、充電電池のみで34kmの走行が可能です。これにより、平均的なドライバーの運転距離の75%が太陽光による充電のみで可能になるとの事です。


2014年1月7〜10日に米国ラスベガスで開催される「2014 International CES(Consumer Electronics Show)」で公開される予定となっています。



(出典:フォードモーターWEBSITE)


フォードはここ最近、ハイブリッドカーや電気自動車の開発に力を入れて来ました。2013年には以下3車種のプラグインハイブリッド車、電気自動車を試乗投入していますので、ご紹介致します。


まず、上述の太陽光で走行するコンセプトカーの元となった「C-MAX ENERGI」を紹介します。「C-MAX ENERGI」は、7.6kWhのリチウムイオン電池を積み、34kmのバッテリのみの走行が可能です。プラグイン複合燃費は、市内、高速道路でそれぞれ、45.5km/L、38.5km/Lとなります。


充電は120V普通充電で7時間、240V普通充電で2.5時間かかります。急速充電機能はついていません。なお、補助金適用前の車体価格は、$32,920〜です。


(出典:フォードモーターWEBSITE)


次に、フォードのセダン「Fusion」のプラグインハイブリッド版「Fusion Energi」をご紹介します。こちらも、「C-MAX Energi」と同様、7.6kWhのリチウムイオン電池を積み334kmのバッテリのみの走行が可能です。プラグイン複合燃費は、市内、高速道路でそれぞれ、45.9km/L、39.1km/Lとなります。


充電も「C-MAX Energi」と同じく、120V普通充電で7時間、240V普通充電で2.5時間かかります。補助金適用前の車体価格は、$34,700〜です。


(出典:フォードモーターWEBSITE)


最後に、「Focus Electric」をご紹介します。これは純電気自動車(BEV:Battery Electric Vehicle)で、23kWhのリチウムイオン電池を搭載しています。航続距離は122km(EPA燃費)と、リーフの航続距離121km(EPA燃費)と同等です。


急速充電コネクタはついていませんが、最大6.6kWの充電が可能であるため、240V普通充電でおよそ3.5時間でフル充電(最速)が可能です。


(出典:フォードモーターWEBSITE)


このように、フォードは積極的にハイブリッドカーやプラグイン車を展開しており、将来、太陽光パネルが設置された、充電フリーのプラグイン車も実際に市販されるかも知れません。夢のような話ですが、ワクワクしますね。


Let the Sun In: Ford C-MAX Solar Energi Concept Goes Off the Grid, Gives Glimpse of Clean Vehicle Future(フォードモーターWEBSITE)
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