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2014年2月12日
本日は、BMWの電気自動車「i3」の製造工程動画をご紹介いたします。全てみると1時間14分の超大作ですので、ポイントのみを解説したいと思います。
●Part1
Part1では、BMW「i3」の車体を構成するカーボンファイバーの製造から始まります。カーボンファイバーはBMWとドイツ炭素繊維製造大手のSGLカーボン社との合弁企業「SGL Automotive Carbon Fibers」で製造されているようです。この工場は米国モーゼズレイクにあります。
その後、炭素繊維は独バイエルン州ヴァカースドルフに送られます。炭素繊維で布を作り、それを積層して成形、ボデーを形成している様子がわかります。また、電池の組み立てや、シャシーの組み立てが映像に収められています。
●Part2
Part2では、パワートレインの心臓部であるモーターの製造工程から始まります。ほとんどの工程が自動化されているにも関わらず、ポイントポイントで人が作業している部分が印象的です。また、自動車の各部品が製造されている様子についても触れられています。
●Part3
Part3は、BMW iシリーズの大きなポイントである、炭素繊維ボデーの製造に入ります。
映像はボデーの組立工程から始まります。接着剤が塗られ、ボデーが組み立てられたのち、おそらく熱が加えられることで、接着剤を硬化していると思われます。それにより、成形された炭素繊維の板や構造物が立体的になってきます。
また、ボンネットパネルなどの部品がプレス加工され、塗装されていきます。
●Part4
Part4では、炭素繊維で作られたボデーに、天井や電池、モーターなどの様々な部品が艤装されていきます。そして、最後にタイヤのボルトをトルクレンチで締めて完成となります。
映画のように長い映像ですが、BMW「i3」の自動化され、かつ最先端の炭素繊維技術を用いた製造工程が見られ、大変貴重なものだと思います。
それにしても、炭素繊維で自動車をつくるのは大変だと良くわかりました。
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