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2014年2月19日
今週は、月曜日、火曜日と、これまで建設された、また建設予定の水素ステーションについて取り上げてきました。本日は、水素ステーションの設置において一際存在感を示している企業である「JX日鉱日石エネルギー株式会社」(以下JXエネルギー)の取り組みに注目したいと思います。
2014年現在、水素ステーションは建設予定を含め、35カ所が計画されていますが、そのうちおよそ4割にあたる14カ所を、JXエネルギーが取り組んでいます。これは、JXエネルギーが、水素エネルギーを将来の有力なエネルギーと捉えているからです。
2013年12月19日、JXエネルギーの一色誠一社長はフジサンケイビジネスアイのインタビューに「究極のエコカー」とされる燃料電池車(FCV)の普及が始まる2015年までに、全国約40カ所に水素ステーションを設置する検討に着手したと明らかにしています。インタビューでは、「すでに10カ所の具体的な計画があり、2014年にも建設に着手していく」と語っており、すでに建設に向けた着実に動きだしています。
JXエネルギーの残り30カ所について、水素ステーション設置の具体的な計画は今のところ公表されていませんが、とても期待される動きだと思います。また、経済産業省も、次世代エネルギーとして期待される水素の活用に向けた「水素・燃料電池戦略協議会」の会合を開いており、今年度内に産学官の具体的な方策を盛り込んだ水素・燃料電池に関する工程表を策定する方針を決めています。このように政府と企業、官民一体で「水素社会」の実現に取り組もうとする姿に、今回の本気度が伺えます。
JXエネルギーは、水素インフラの構築に当たって、既存のガソリンスタンドに水素スタンドを併設した「マルチステーション」を提案しており、同社の今後の取り組みにも大きく期待されます。
○参考ウェブサイト
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