東日本全域で高速道路の運営を行う東日本高速道路株式会社（NEXCO東日本）は2014年秋をめどに、日産自動車やジャパンチャージネットワークなどと協力して、33か所のサービスエリアおよびパーキングエリアに急速充電器を設置することを計画しています。対象の高速道路は東北自動車道や関越自動車道などの主要道で、SA、PAの上り下り線に1基ずつ、合計66基の急速充電器を新設する計画となっています。

（出典：東日本高速道路株式会社ウェブサイト）

また、西日本高速道路株式会社（NEXCO西日本）も日産と協力し、西日本に84基の急速充電器設置を計画しているそうです。

（出典：西日本高速道路株式会社ウェブサイト）

なお現在は、NEXCO東日本で16か所、NEXCO西日本で29か所の急速充電器が稼働しています。公共性の高い高速道路にEVの充電器を設置することには若干の賛否があるそうです。これは、マンションに充電器を設置する際に生じる問題と構図が似ていると言えるかもしれません。すなわち、少数の利用者のために、多数が使う公共の場所を占有して良いのかという議論です。

とは言え、高速道路上への急速充電器の設置は、EV普及において重要な課題の1つであり、更に、現行問題となっている充電待ちを解消するためにも、2基3基と増やしていくことが重要です。

電気自動車がしっかりとした市民権を獲得するまでには、まだまだ色々な課題はありますが、GoGoEVも普及を後押しし、利便性の高い状態が早く実現するように活動していきたいと考えています。

参考ウェブサイト

-電気自動車急速充電設備の整備について― 次世代自動車充電インフラ整備事業 ― （西日本高速道路株式会社ニュースリリース）

-電気自動車の充電インフラの整備について（東日本高速道路株式会社プレスリリース）