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2014年2月26日

【EV・農業】電気自動車を太陽光発電の電力で農業に活用(三菱自動車、ニチコン)

三菱自動車とニチコンは、宮城県岩沼市内において、太陽光発電の電力を使って農業に利用する電気自動車(EV)や電気トラックに充電する「農業用充電ステーション」の本格稼働を開始しました。この取り組みは、東日本大震災被災地の農林水産業復興を目的として実施されています。


実証実験を進めることで、再生可能エネルギーによるクリーンな電気の地産地消、未電化地域における系統電力に依存しない農業、ガソリン代の節減による農業生産コストの低減などへの寄与を見込んでいるようです。



▲農地に設置した太陽光発電システム(上)と充電ステーション(下)(出典:三菱自動車プレスリリース)



▲「農業用充電ステーション」を使ったEV活用の流れ(出典:三菱自動車プレスリリース)


今後は、太陽光発電のみでなく、風力、小水力などを用いて、これらをネットワーク化することにより、コミュニティーの中でエネルギーを効率よく用いて農業を行う「スマートアグリネットワーク」の構築に向けた実証実験を進める予定とのことです。


この取り組みは被災地向けですが、いずれは日本全国の農地でも活用できるのではないでしょうか。ガソリンスタンドは農地から遠いこともありますので、充電により自動車が利用できることは利便性があると言えるかも知れません。また、農機が電動化し始めていますので(井関農機、電動トラクタの試験走行を公開)、それに合わせて普及が進む可能性もあります。


他に、世界の未電化地域での農業にも貢献するかもしれません。このような取り組みを重ねることで、オール電化農業が実現し、低炭素社会へ更に進むとことを期待します。


○参考ウェブサイト

-農業用の電力を地産地消、自然エネルギーと電気自動車でスマートアグリの時代へ

-三菱自動車工業プレスリリース(ニチコンが農業用充電ステーションの本格稼動を開始)

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