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2014年3月20日

【EV】パナソニック・テスラモーターズ共同で電池工場の建設へ

各種報道によると、パナソニックは米電気自動車メーカーのテスラモーターズと共同で、米国に電気自動車向けの電池工場を建設することで最終調整に入ったとのことです。2017年の稼働を目指し、総投資額は1000億円を超えるとみられます。既にパナソニックとテスラモーターズは、今後4年間で20億本の電池を供給する契約を結んでおり、今後、国内2拠点で増産に対応することも明かしています。


ところで、20億本の電池とはどのくらいの量なのでしょうか。テスラモデルS(60kWh)の車を基準にすれば、パナソニックの電池1本あたりの容量は11Whなので、およそ37万台分を生産できる規模になります。すなわち、年10万台の生産体制が整う事を意味しています。また、電池と車両を生産する米テネシー州の工場では最大約1500億円を投資、そのうち半分強を年20万台分の電池生産にあてる計画も表明しいます。合計年30万台の分の電池生産体制が整えば、アメリカの1年の乗用車生産台数およそ400万台の内、全乗用車生産台数7.5%を占めることになります。


(出典:パナソニック・ホームページ)


今回の電池工場の設立で、リチウムイオン電池の生産体制が本格化されれば、テスラモーターズへの電池供給体制が確立することに加え、リチウムイオン電池の生産コストが下がることが予想されます。


テスラモーターズは、今年度にモデルX(SUVタイプ)を米国で販売、今後はエントリー向けの低価格車も発表予定です。今回の新工場設立で、ガソリン車の価格に匹敵する低価格電気自動車が確立できれば、電気自動車の普及にも寄与することが考えられます。


●参考ウェブサイト

-パナソニック・ホームページ

-日本経済新聞

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