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2014年3月19日
先月21日、日産自動車はゼロ・エミッション国家を目指すブータン王国政府をサポートするために同国と拘束力のない覚書を締結した発表しました。ゼロ・エミッション国家という目標に向けた第一段階として、ブータン王国の首都ティンプーの政府公用車、および、タクシー車両がEVに切り替わるとのことです。また、覚書の中には、100%再生可能な水力発電によるエネルギーを使った急速充電インフラの全国ネットワークの整備についても含まれています。
これに際し、サンダー・モーターズ社がブータン王国における日産車の輸入、販売、アフターサービスを行います。同社は2011年に設立されたブータンのR&D企業で、ブータン向けの電気自動車の設計を行ってきました。日産、および、サンダー・モーターズ社は、ブータン王国向けのEVの開発をサポートするため、技術上に実現可能な案件の検討を共同で行っていく予定です。
サンダー・モーターズ社のゼロ・エミッション車商品企画および戦略担当の副社長であるアンディ パーマーは、「ブータン王国は、国をあげての意欲的なEV計画を掲げています。日産は、現地パートナーであるサンダー・モーターズ社と協力して、国内の交通インフラを電動化するというブータンのビジョンを実現するために、『日産リーフ』を提供できることを嬉しく思っています。」と述べています。
ブータンは現在、水力で発電した電力をインドに輸出していますが、輸出収入は自動車燃料として輸入している石油の支払いに消えていることから、EV導入は石油輸入の削減につながるとのことです。EVがブータンの環境、経済に良い影響を与えるようになれば良いですね!
○参考ウェブサイト
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