フランスの実業家のバンサン・ボロレ氏は先月12日、ロンドンでカーシェアリング事業を来年から始めると発表しました。2016年までに3000台の電気自動車を導入する予定だそうです。

同氏が最高経営責任者（ＣＥＯ）を務めるボロレ・グループは、、自社生産する電池を使ったBluecarを用い、2011年よりパリのカーシェアリング事業「AUTOLIB'」を運営しています。今回のロンドンでの事業は、これに続くプロジェクトと言え、パリと同様、Bluecarを導入するようです。

●EV関連コラム（2014年1月21日付）

ロンドン市には現在、およそ1400カ所の充電スタンドがありますが、これが2018年までには約6000カ所に増える予定であり、それらを活用することも想定しているようです。なお、車は1時間10ポンド（約1700円）で利用でき、市内各地に設けられるステーションで借りたり、返却したりする事になるようです。

（出典:reutersウェブサイト）

EVのカーシェアリングサービスでは、日本では横浜市や豊田市でのマイクロモビリティ社会実験や、駐車場大手のタイムズや三井物産系のカレコなどが事業を開始していますが、このような取組が今後世界中の都市部で広がることで、環境負荷や騒音の軽減などにも貢献することを期待したいところです。

○参考ウェブサイト

-ロンドンで貸電気自動車サービス、16年までに3000台導入へ