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2014年5月14日

【水素インフラ】北大阪水素ステーションに「HYSERVE-300」を導入(大阪ガス)

先日、FCVに向けた新たな水素ステーションの整備についてご紹介させて頂きました。ところで、今年度予算にて新たに設置される水素ステーションの内、大阪ガスが整備する水素ステーションにおいて、同社が開発した最新の水素製造装置「HYSERVE-300」が導入される予定とのことであり、本日、ご紹介したいと思います。


●GoGoEVコラム(2014年4月22日付)

【【水素インフラ】日本の建設予定の水素ステーション(2014.4月現在)

●GoGoEVコラム(2014年3月24日付)

【【水素インフラ】大阪ガスのコンパクトタイプ水素発生装置「HYSERVE」


(出典:次世代自動車振興センターウェブサイト)


「HYSERVEシリーズ」は都市ガスを原料とし、高純度水素を発生させることができる装置です。今回、新たに追加整備が決まった水素ステーションのうち、大阪府に設置される”北大阪ステーション”は、水素ステーションを既存の天然ガススタンドに併設します。そのステーションにおいて水素製造を担うのが「HYSERVE-300」になります。


「HYSERVE-300」の特徴は「コンパクト」かつ「大容量」を「低価格」で実現した水素製造装置であり、同社の従来型装置と比較して、設置面積で約42%削減、設備コストで約50%削減を達成しています。また、原料である天然ガスから水素を生み出す改質効率も世界トップレベルとなっています。


燃料電池自動車(FCV)の導入に向け、水素ステーション関連機器の開発が進み、より低コスト&クリーンに自動車を走らせられる日が来ることを期待しています。更に、単にFCVへ水素を供給するだけではなく、水素ステーションにて水素を製造し、水素製造能力を持たない小型水素ステーションなどに供給する、”マザー”ステーション機能を拡張すれば、比較的安価に水素を供給することができるようになるかも知れませんね。


○参考

-大阪ガス株式会社・プレスリリース

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