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2014年5月26日

【EV】住宅業界初の電気自動車活用・ソーラー住宅を販売(積水化学)

先月30日、積水化学工業株式会社住宅カンパニー(以下、同社)は、電気自動車(EV)の大容量バッテリーと太陽光発電とを連携させ、家とクルマに必要なエネルギーを自給自足により賄い、大規模停電時などでもエネルギー供給を確保するスマートハウス『グランツーユー V to Heim (ブイ トゥ ハイム)』を発売すると発表しました。



▲『グランツーユー V to Heim』外観画像(出典:積水化学工業ウェブサイト)


太陽光発電とEVとを連携させたシステムは住宅業界では初めてであり、従来、EVから住宅へ電力を供給する際に必要であった電力会社からの電気一時遮断などの制約を解消しました。


また、EVを住宅向けの蓄電池として活用することも可能となっており、EV、太陽光発電、電力会社からの電力の3種類の電源を自由に組み合わせて利用できます。そのため、環境配慮志向、家計節約志向など、ユーザーのニーズにあわせた利用を選択することができます。



▲「V to Heimシステム」(出典:積水化学工業ウェブサイト)


V to Heimシステムを利用すると、住宅ならびにEVの充電に必要なエネルギーのうち、最大約75%(年間ベース)を太陽光発電によって自給可能となります。また、11kW以上の大容量太陽光発電システムを搭載し、昼間、太陽光発電の電力のみを利用し、余剰分を電力会社へ売電する生活を行った場合、年間約33万円以上の収益が可能となり、光熱費全体では62万円以上の削減にもなるとのことです。


同社は今後、「大容量太陽光発電+エネルギーマネージメントシステム(HEMS)+EV」の3点セットを基本としたスマートハウスを提案し、”環境性”、”経済性”、”停電時の安心”等の付加価値を加えた住まいを顧客に提供していくとのことです。


住宅会社がEVを住宅用バッテリーとして連携することは非常に面白い試みだと思います。特に災害の多い日本では、今後、このようなスマートハウスは増えていくかも知れません。


●参考ウェブサイト

-積水化学工業株式会社プレスリリース(2014年4月30日)

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