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2014年6月6日
GoGoEVコラムをご覧頂いている皆様にとりまして、電気自動車(EV)・プラグインハイブリット車(PHEV)の売行きは、好調と感じていますか?それとも不調だと感じていますか?
米ニューヨーク証券取引所に上場するIHS社という情報提供会社がありますが、同社がEV、PHEVの売れ行きについて見通しを示しましたのでご紹介致します。
同社によると、EV・PHEVの世界での売行きは、市場の予想を上回って好調だとのことです。
それは、ハイブリット車(HV)がこれまでたどって来た販売台数と比べて、EV・PHEVはより多くの販売実績を達成しているからです。
HVの代表車であるトヨタ「プリウス」は2000年までに発売4年間で52,000台が売れました。その一方、EVの代表車的存在の日産「Leaf」は2010年の発売開始以降で100,000台を、また、米国のPHEV代表車であるシボレー「Volt」は、同じく2010年より販売が開始され、4年間で70,000台を販売しました。
○シボレー「Volt」
税制面での優遇など、販売を促進する材料はあったものの、HVは既存のインフラがそのまま使えるのに対し、EVは充電スタンドが必要なことを考慮すると、予想を上回る販売実績であると言えます。
また、日産「Leaf」のみならず、テスラ「モデルS」、BMW「i3」、フォルクスワーゲン「 e-up!」など次々と市場にEVが投入されており、これが市場を活性化させ、EVの売行きをより加速させる見通しです。
IHS Automotiveによると、今後はEVよりもPHEVが売れるであろうと予想しており、2020年までにPHEV:EVの生産数が55:45になると想定されています。これは、充電時間や航続距離に縛られずに自由にドライブを楽しみたい人が、PHEVを選択する可能性が高いためです。
今後もEV・PHEVが売れることにより車の電動化が進み、地球温暖化の防止やエネルギー問題の解決に貢献することを願っています。
○参考ウェブサイト
IHS・プレスリリース「Electric Car Sales are Stronger Than They Might Seem
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