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2014年6月10日
1997年にプリウスを世に出し、現在数多くのハイブリッド車(HV)、プラグインハイブリッド車(PHV)を販売しているトヨタ自動車ですが、このたび、デンソー、豊田中央研究所と共同で、モーター駆動力を制御するパワーコントロールユニット(以下、PCU)に、SiC(シリコンカーバイド)を用いたパワー半導体を開発したと発表しました。
PCUは、バッテリの電力をモーターで利用できるよう、電圧を昇圧する機能や、交流と直流とを変換する装置であり、その機能を担うのがパワー半導体でした。これまで、HVにおいては電力損失の20%がパワー半導体によるものだと言われており、すなわち、パワー半導体の効率向上は、燃費の向上に直結するわけです。
今回開発されたSiCパワー半導体を用いた場合、従来のシリコン半導体に比べ、テストコースの走行で5%を超える燃費向上を確認したとのことであり、今後1年以内に公道での走行実験を開始する予定とのことです。
▲左:シリコンパワー半導体採用PCU(現行品) 右:SiCパワー半導体採用PCU(目標サイズ)(出典:トヨタ自動車ウェブサイト)
▲高効率SiCパワー半導体の解説ムービー
また、PCU自体の大きさも小型化することを目指しており、HVだけでなく、同じく電動駆動自動車である、電気自動車(EV)や水素燃料電池自動車(FCV)への波及も期待できそうです。次世代自動車だけでなく、それを支える要素技術の開発も同時に進むことを願っています。
●参考ウェブサイト:
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