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2014年8月15日
新たなクリーンエネルギーとして期待されている水素エネルギーですが、普及の課題の一つに貯蔵の困難さが挙げられます。その点、液化水素は大量貯蔵が可能であるという特徴があります。また、液化水素は常温に戻すだけでそのまま、燃料電池自動車(FCV)の燃料に使えるため、利便性にも優れます。
その一方、液化水素はマイナス253℃と極低温なため、貯蔵タンクはニッケル含有量の多い特殊なステンレスで製造されるのですが、加工が難しく、これまで民生用の大型水素タンクの開発は積極的には行われてきませんでした。そのような中、川崎重工業(以下、川崎重工)は液化水素を大量貯蔵できる大型タンクを開発し、2016年度の実用化を目指すとの報道がありました。
川崎重工はこれまで、LNGタンク製造で蓄積した金属の微細な加工技術を応用し、蚕の繭のようなユニークな形状で3500立方メートルの液化水素が入るタンクを実用化する予定だそうです。この容量はFCV5万台分もの水素が貯蔵できるとのことです。
川崎重工では2017年以降、オーストラリアから液化水素の輸入も目指し、液化水素運搬船の建造も計画しています。
▲液体水素タンク(出典:川崎重工ウェブサイト)
将来FCVが本格的に普及した際、水素を大量に貯蔵、輸送するシステムはとても重要です。今後、水素エネルギーの導入に向け、様々な技術が発展していくことを期待したいと思います。
●参考ウェブサイト
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