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2014年8月21日
現在、日本の急速充電インフラはCHAdeMO方式が採用され、広く普及しています。一方、欧州、米国の自動車メーカーでは、新たな急速充電器規格として普通充電のAC入力と急速充電のDC入力を一体としたコネクタ方式であるCombo(Combined Charging System)方式を採用しており、Combo方式が世界のEV普及拡大にどのような影響を与えるのか注目されていました。
これまで、CHAdeMO方式、Combo方式の両方に対応した充電器はスイスのABB社やドイツのジーメンス社が開発しており、当コラムでも取り上げてきましたが、今回、台湾Delta Electronics社の日本法人であるデルタ電子株式会社(本社:東京都港区 代表者:柯進興)において、同様のCHAdeMOおよびComboの両方式に対応したEV用急速充電器「DCJシリーズ」の販売が開始されたのでご紹介いたします。
▲CHAdeMO/Combo対応EV用急速充電器 DCJ503C5A (50kW出力タイプ)(出典:デルタ電子ウェブサイト)
●GoGoEVコラム:
-【EV充電器】ABB、米にてCHAdeMOとCombo両方へ対応する充電器を発表(2013年10月16日付)
-【EV充電器】CHAdeMOでもコンボでも! マルチスタンダード充電器開発(独シーメンス)(2014年1月20日付)
CHAdeMO方式、Combo方式の両方に対応した急速充電器として初めて、一般社団法人次世代自動車振興センターの補助金対象機種に選定されており、仮に日本で設置された後、中古機として海外に持って行った場合にも、両方式で利用することなどが可能になると思われます。
シリーズには30kW/46kW/50kWの出力容量の12機種がラインナップされており、寒冷地仕様も用意されています。また、遠隔監視システムなどの充電器の管理に必要なネットワーク機能も充実しているようです。ただ、価格がCHAdeMO方式のみに対応した機種よりもおよそ100万円程度高いため、利用される場所は限られるかも知れません。
●参考ウェブサイト
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2024年11月5日 環境問題への対策のための実証実験が終了しました【ご協力への感謝と参加特典のご案内】 |
2024年10月17日 パワーエックス 月額プラン「PowerX First」の提供開始を発表!業界最安級の従量課金制でEV充電のファーストクラスを実現 |
2024年10月1日 idemitsuでんきの【3つのおトク】!新規入会で電気料金が割引になるキャンペーンも実施中!【11月30日まで】 |
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