沖縄県では現在、三菱自動車工業（以下、三菱自）の電気自動車MiEVシリーズがおよそ230台導入され、このうち90台が宮古島に導入されている、EV普及先進地域の一つです。先月29日、宮古毎日新聞は、宮古工業高校と三菱自動車サテライトショップ宮古島のロータス東和オートが連携し、EVの整備技術者の育成事業を開始すると、報道しました。

EVの整備にはガソリン車などの自動車整備とは異なる専門的な技術や知識が必要です。そのため、今後のEV普及を考慮するとEV整備士はますます必要とされることが想定され、ユーザーが安心してEVを利用できる整備体制を構築するためにも、高校にてEV整備士の育成を行うとのことです。

今回行われる育成事業では、沖縄県が実施する「平成26年度中小企業課題解決・地域連携プロジェクト推進事業」より補助を受け、三菱自の協力も受けながら、地元企業、地元の工業高校の四社連携で行われます。

離島などの一部地域では、EVの状況によって、整備士を遠くから派遣したり、反対にEVを整備できる工場まで運び整備する場合などがあるかも知れません。今のEV普及速度を考えると、このように、EV整備技術を持つ整備士が各地で増えることが重要でしょうね。

●参考ウェブサイト

-平成26年度中小企業課題解決・地域連携プロジェクト推進事業

-EV専任整備士育成へ／三菱自工（宮古毎日新聞）