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2014年12月5日
このところ、GoGoEVコラムでは、電気自動車の電池技術の発展に関する記事を幾つか取り上げてきました。しかし、それらいずれも数年後に実用化されるであろう技術であり、今の電気自動車がすぐに航続距離が延びるような技術はなかなかありません。
●GoGoEVコラム
-【EV】リチウムイオン電池の新技術でEVの航続距離を2倍に(日立製作所)
-【EV・蓄電池】硫黄を使った従来比3倍のエネルギー密度を持つリチウムイオン電池を開発(GSユアサ)
そのような中、イギリスのスコットランド・エジンバラにDukosiという電気自動車のシステムベンチャーがあり、電池の制御によって航続距離を伸ばす技術を開発しています。同社は、開発したその制御回路を「EVoIC(Electric Vehicle Optimisation Integrated Circuit )」と呼び、それにより、航続距離が15%向上、電池の信頼性が25%向上、などの可能性を示しています。
同社の技術の特徴は、電池を細かく管理せずとも、各電池セルに取り付けたEVoICを用いる事で、電池利用を最適化するとの事です。
▲従来技術(上)とDukosi社の技術(下)の比較(出典:Dukosi社ウェブサイト)
さて、今日取り上げるのは、このDukosi社が、英国 IP Group plc、エジンバラのPar Equity、そしてスコットランド投資銀行が、総額100万ポンド(日本円で1.8億円:1ポンド=180円で計算)の投資を新たに行ったというニュースです。
今回の投資について、Dukosi社CEOのGordon Povey博士は、「この投資によって新たなステージに移行することが出来るだろう」と述べると共に、同社の技術が、「電気自動車市場の発展の阻害要因となっている、航続距離の短さ、急速充電の必要性、コスト等に対し、その解決に貢献する技術であろう」と述べています。
同社の技術は現在、特許出願中とのことですが、今後、どのように展開されるのか、とても楽しみです。
●参考ウェブサイト:
2024年11月18日 【結果報告】環境問題への対策のための実証実験【昼充電へのシフトによる環境貢献】New |
2024年11月5日 環境問題への対策のための実証実験が終了しました【ご協力への感謝と参加特典のご案内】 |
2024年10月17日 パワーエックス 月額プラン「PowerX First」の提供開始を発表!業界最安級の従量課金制でEV充電のファーストクラスを実現 |
2024年10月1日 idemitsuでんきの【3つのおトク】!新規入会で電気料金が割引になるキャンペーンも実施中!【11月30日まで】 |
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