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2015年5月19日
電気自動車(EV)/プラグインハイブリッド車(PHEV)向けの充電スタンドの整備が急速に進み、現在、急速充電スタンド・普通充電スタンド合わせて整備数が11,500件を越えてきています。内訳は、5月18日時点で急速充電スタンド5,683件、普通充電スタンド8,612件となっています。本日のコラムでは、2013年5月時点の充電スタンド数と比較し、ここ2年間でどのような変化があったのかをまとめてみたいと思います。
○全充電スタンド(急速+普通)の分析
○急速充電スタンドの分析
全充電スタンド数を見てみるとおよそ2年間で、およそ4000件の充電スタンドが設置されたことがわかります。2年間で約1.5倍に増えていることからも、充電スタンドの整備が急速に進んでいることがわかります。
カテゴリ別では、ディーラー・自動車販売店への設置数は増加しているものの、内訳が61%から46%に減少しており、ショッピングモール・コンビニへの設置内訳がが増加し、約1840ヶ所に設置されています。このことから、使用している電気自動車の種類に関わらず、充電しやすい場所が増加したことがわかります。
また、急速充電スタンドのカテゴリ別の設置内訳を見てみると、「ショッピングモール・コンビニ」の設置数の増加と同時に、「道の駅・SA」が2年間で163ヶ所から500ヶ所に拡大されています。このことから、「ショッピングモール・コンビニ」「道の駅・SA」など、お出かけ時に立ち寄る可能性が高い施設への充電スタンド設置が拡充されたことがわかります。
これは、次世代自動車振興センターの補助金の寄与が大きかったためだと考えられます。しかし、「空港・港・駅」への充電スタンドの設置はほとんど変化していません。「空港・港・駅」も交通網の拠点として非常に重要な場所であることから、ここへの充電器設置が今後の課題となる考えられます。
○普通充電スタンドの分析
続いて、普通充電スタンドの分析です。普通充電スタンドは「コインパーキング・駐車場」、「宿泊施設」、「レストラン」など、一定時間駐車する場所への設置が望まれています。現在、全国の「コインパーキング・駐車場」、「宿泊施設」、「レストラン」などを合わせて、1500ヶ所程度に充電器が設置済ですが、国の目標(次世代自動車戦略2010)における200万基@2020には及んでいません。(なお、急速充電器は目標達成済。)
普通充電器でなく、急速充電器の方が早く充電できて便利だという方も多いですが、普通充電は蓄電池への負担を少ないため、継ぎ足し充電、長時間駐車時の充電には非常に有効な充電手法です。駐車時間が比較的長い場所への普通充電器の設置が今後の課題となるのではないでしょうか。
今後は、設置場所の特性なども考慮に入れた充電スタンドの設置を期待したいと思います。
●参考
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