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2015年7月7日
近年、電気自動車や燃料電池自動車の話題が多くなってきました。新聞や雑誌だけでなくテレビに取り上げられることも多々あり、「EV」や「PHV」「PHEV」、「FCV」などのワードを耳にしたことは一度はあるのではないでしょうか。今回のコラムでは、そのようなワードを含め、”次世代自動車”と呼ばれる自動車について基本をおさらいしていきたいと思います。
本日は、次世代自動車と呼ばれている、ハイブリッド車(HV)、プラグイン・ハイブリッド車(PHEV)、電気自動車(EV)、天然ガス自動車の4つをご紹介します。
〇ハイブリッド車(HV:Hybrid Electric Vehicle)
ハイブリッド車は、エンジンと電気モーターの2つを利用して走る車です。走りだすときはモーターのみで走行、ある程度スピードにのったときはエンジンで走行するなど動力源を使い分けるため燃費が向上します。
ハイブリッド車は当初プリウスとして発売されて以降、用途が広がり、バス、タクシー、貨物車などさまざまな場面で利用されています。また、日本ではHVと略すことが一般的ですが、HEVと略す場合もあります。これは、ハイブリッド車も電気自動車の一種であるとの考えに基づきます。
現在のハイブリッド車は低速時は電池のみで走行している場合も多く、電気自動車っぽいと感じられたことがある方も多いのではないでしょうか。
▲プリウス(トヨタ)(出典:トヨタ自動車ウェブサイト)
〇プラグイン・ハイブリッド車(PHEV:Plug-in Hybrid Electric Vehicle)
プラグインハイブリッド車は、直接コンセントから充電できるタイプのハイブリッド車です。ただし、ハイブリッド車の数倍〜十数倍の電池容量を持つことから、上述のハイブリッド車と異なり充電が可能となっています。
近距離は電気を使って走り、長距離はガソリンを使って走るため、電欠のリスクを抑えることができます。また、下り坂では回生ブレーキを利用して電気を回収することができることから、その電気を利用し再度走行することが可能となります。この際の容量も、ハイブリッド車よりも多くなります。
なお、日本ではプラグインハイブリッド車はPHVという言葉が先に登場しましたが、世界ではPHEVという言葉が主流になります。
▲アウトランダーPHEV(三菱自動車)(出典:三菱自動車のオフィシャルウェブサイト)
〇電気自動車(EV:Electric Vehicle)
電気自動車は、電気のみを使って走る車です。近年、充電施設・車種の増加や低コストになっており電気自動車の導入は徐々に容易になっています。EVは企業や家庭で蓄電装置としても使えるとしても注目されており、Vehicle to Homeなどにより電気自動車の電気を家庭に送ることもできます。ただし、HVやPHEVなどと比べるとどうしても航続距離が短くなることが難点です。
なお、一般的にはEVと呼ばれることが多い電気自動車ですが、広義の意味での電気自動車には上述のHV(HEV)やPHEVも含まれることから、BEV(Battery Electric Vehicle)と呼ばれることもあります。
▲リーフ(日産)(出典:日産電気自動車(EV)総合情報サイト)
〇燃料電池自動車(FCV:Fuel Cell Hybrid Electric Vehicle)
最後に、最近話題の燃料電池自動車を紹介します。FCVは、水素と酸素の化学反応から電気を起こし、その電気でモーターを回して走行する自動車です。ただし、FCVの燃料が水素のため普及を促すには今のガソリンスタンドに代わる水素供給ステーションが欠かせません。
○関連コラム:-【水素インフラ】日本の現在の水素ステーション(2014年2月17日付け)
現在、水素ステーションの数は全国に少なく、課題となっています。また、水素自動車と呼ばれる自動車との違いは、水素自動車が水素をエンジンで燃やして走行することに対し、FCVは水素と空気中の酸素との反応で得た電気を貯め、それによってモーターを回して走ることです。すなわち、FCVは燃焼を伴わないエネルギー転換のためエネルギー効率が優れています。なお、FCVもHEVやPHEVなどと同様、発生させた電気で走行するため、FCEVと表記されることもあります。
▲MIRAI(トヨタ)
(出典:トヨタウェブサイト)
以上、次世代自動車について見てきました。ハイブリッド車とプラグイン・ハイブリッド車の違いや燃料電池自動車と水素自動車の違いなど、いざ聞かれてみると言葉が出ないという経験はないでしょうか。本コラムで今回紹介した自動車が何かの参考になればと思います。
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