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2015年9月11日

【EV】電気自動車のカーシェアリングが増えてきています

GoGoEVコラムではこれまで、電気自動車(EV)/プラグインハイブリッド車(PHEV)のレンタカー、カーシェアリングサービスについてレポートしてきました。丁度1年前のコラムでも同様の記事を書きましたが、1年経過してカーシェアリングサービスにおいて随分と発展しているようです。そこで本日はEVカーシェアリングについてご紹介したいと思います。


○GoGoEV関連コラム(2014年9月17日付):

-【EVレンタカー】EVレンタル事情 -最新価格情報-


本日ご紹介するのは、2015年9月10日時点でどなたでも登録して利用できるカーシェアリングサービスになります。また、貸し出しステーションが多い順に掲載します。


1、豊田市Ha:moプロジェクト(事業者:トヨタ自動車)

トヨタ自動車が豊田市にて実施しているマイクロモビリティによるカーシェアリングです。自動車はトヨタ車体のCOMSが使われ、既に39ステーションが整備され、日本最大のネットワークとなっています。また、乗り捨てなども自由に行う事ができ、使い勝手が良いカーシェアリングとなっています。


料金は走行時1分20円(一人乗りタイプ)もしくは30円(二人乗りタイプ)となっており、24時間利用可能です。



▲Ha:moイメージ(出典:Ha:moウェブサイト)


2、ORIXカーシェア&SMACO(事業者:オリックス自動車)

オリックス自動車がメルセデスベンツ日本、アマノなどと共同実施するSMACOは、横浜市内の9カ所のステーションで自由に借りられ、また乗り捨てられるカーシェアリングサービスです。自動車は20台のSmart for two electric driveが用意されます。

料金は月額料金が必要なAプラン(150円/15分)や、月額料金が不要なBプラン(220円/15分)、またお得な6時間パックなども用意されています。

本プロジェクトは延長がなければ今月末までの予定となっています。


▲smaco(出典:smacoウェブサイト)


また、オリックス自動車はsmacoプロジェクトは別に14ヶ所に日産リーフをカーシェアリング用として配備しており、こちらはしばらく使えるようです。ただし、リーフの場合は借りた場所に返す事になります。


3、タイムズカーシェア(事業者:パーク24)

最近、街中でタイムズのコインパーキングの一角に「タイムズカーシェア」と書かれた自動車を見かけることがありますが、そこで借りられる電気自動車になります。タイムズでは三菱i-mievと日産リーフが借りられ、それぞれ8ヶ所、5ヶ所のステーションがあります。ただし、タイムズの場合は借りたところに返す事が基本となっており乗り捨てはできません。


金額はi-mievの場合15分206円、リーフの場合15分412円となっていますが、6時間パックや12時間パックなどもあり、用途に応じて使い分けができそうです。


▲タイムズカーシェアの自動車(出典:タイムズウェブサイト)


4、Times Car PLUS TOYOTA i-ROAD Drive(事業者:パーク24・トヨタ自動車)

トヨタ自動車がタイムズと共同で東京都心で4月より行っている実証試験になります。システムは有楽町イトシアにて借りることができ、都内5カ所(含:イトシア)で返却することができます。

料金はタイムズカーシェアのリーフと同じ価格で15分412円となります。ただし、本実証試験ではトヨタ自動車の1人乗りマイクロモビリティi-roadが使われ、未来を感じながら都内を走ることが出来ます。今月末には一旦実証試験を終了するとのことであり、体験してみたいという方は是非、早めに試してみてください!



▲トヨタ「i-ROAD」(出典:トヨタ自動車ウェブサイト)


5、公用車EVカーシェアリング(事業者:堺市・パーク24)

大阪府堺市が実施する公用車のカーシェアリング事業で、タイムズを運営するパーク24と共同で事業を行っています。自動車は平日は公用車となる自動車が2台、職員も利用する自動車が3台用意され、上述のタイムズカーシェアの仕組みから利用できます。タイムズカーシェアリング会員の場合はこれら5台も含めた他の自動車も利用できますが、堺市の5台のみが使用可能な「堺市EV会員」の場合、月額料金が無料となります。

なお、利用料金はi-mievが216円、リーフが420円です。



▲堺市公用車EVカーシェアリング(出典:堺市ウェブサイト)


6、Careco(事業者カーシェアリング・ジャパン)

コインパーキング「三井のリパーク」を運営する三井不動産リアルティの子会社であるカーシェアリング・ジャパンが運営するカーシェアリングサービスになります。現在のところEVのカーシェアリングサービスは東京の大崎駅付近にあるステーション1カ所に設置された三菱i-miev2台のみですが、今後広がっていくものと思われます。


以上のように、様々なカーシェアリングサービスを見てきました。実証試験の関係でサービスを一旦停止するものもありますが、徐々に広がりを見せており、今後、このようなサービスによりEV、PHEVを気軽に乗れる機会が増えることが楽しみです。


●参考ウェブサイト:

-豊田市Ha:moプロジェクト

-タイムズカープラス・EV

-Times Car PLUS TOYOTA i-ROAD Drive

-堺市・公用車EVカーシェアリング

-オリックスカーシェア・smart for two electric

-SMACO

-Careco

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