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2016年2月5日
中国のEV市場が急成長をしているのは皆さんご存知でしょうか?中国では、大気汚染対策として国をあげてEV/PHEVをはじめとするエコカーの積極導入を進めており、昨年2015年は約190,000台ものEV/PHEVが新たに購入されました。同じ2015年の日本のEV/PHEV販売台数が約30,000台であったことと比較すると、マーケットの大きさに驚かされます。
中国でのEV/PHEV市場の成長を詳しく見てみると、EV/PHEVの自動車市場でのシェアは2013年が0.09%、2014年が0.25%、2015年が0.9%で、今年2016年は一般的に普及の目安と言われる1%の大台を超える勢いがあると考えられます。なお、EVの普及が世界の中でも進んできている日本でも、販売割合は2013年が0.32%、2014年が0.55%、2015年が0.6%であり、中国の成長の速さがわかると思います。
中国市場の飛躍を担っているのがBYDという中国メーカーです。そのBYDですが、もともとは携帯電話用のリチウムイオン電池で世界一位を競っていたこともあるなど電池事業に力を入れていたいう経歴を持つ会社です。そのため、BYDの車に積まれる電池は全て自社製となっており、自動車と電池と言うのが同社の屋台骨となっている珍しい自動車メーカーです。
このようなケースは比較的珍しいことから、面白いなと個人的に感じます。というのも、一般的には自動車メーカーが電池を購入してEV/PHEVを製造するか、もしくは、電池開発・製造の合弁会社を設立して電池を供給する場合が多いからです。つまり、例えばPanasonicが自ら車を作っているようなイメージにも近いと言えるでしょう。
また、BYDは、EV/PHEVだけでなくEVバスも製造しており、昨年は6000台ものバスを納車しました。既に欧州や日本でも走っています。それだけに留まらず、さらに、ダイムラーを提携するなど積極的な海外展開も進めています。
中国のこのような市場拡大には国の全面的なバックアップがあります。その一因がPM(粒子状物質)に代表される中国の大気汚染問題です。しかし、このような”国をあげてのEV/PHEV導入支援”は発展中のEV/PHEVのような市場創出には非常に大事なことではないでしょうか。
中国のBYDのようなメーカーが発展する事は、将来的な海外進出に向けた土台作りに直結し、ひいては国力を高める上でも良い機会になると考えられるからです。
環境問題の解決と経済成長を両立する上で、EV/PHEV業界でいかに成功するか、今後の自動車業界での地位を確立するためにも、EV/PHEVの普及は大事なことだと思います。
◯GoGoEV関連コラム:
-【EV】中国EVバスが各国へ積極展開中(掲載日:2015年7月20日)
-【EV】独ダイムラー・中国BYDによるEV「DENZA」、2014年9月より販売開始(掲載日:2014年5月23日)
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