GoGoEVからのお知らせや、アンケートの結果、充電スタンド関連企業のプレスリリースを掲載しています。
2016年2月22日
昨年9月より今年の1月にかけて、福井県のえちぜん鉄道勝山駅を拠点とする電気自動車(EV)カーシェアリング実証事業が行われていました。この実証は、これまで行われているカーシェアリング事業とは異なり、日本で初めての試みもありましたので、本日のコラムにてご紹介させて頂きます。
●GoGoEV関連コラム(2015年9月18日付)
今回の事業では福井県が実施主体となり、(一社)海外環境協力センター、えちぜん鉄道(株)、(株)JTBコーポレートセールス、(株)日産カーレンタルソリューションが事業主体となりプロジェクトが行われました。カーシェアリングでは電車で来られた観光客に対しカーシェアリングの自動車を提供し、観光してもらうことが目的になります。
特に、勝山・大野地区の目玉として福井県が実施している「恐竜王国」の取組みとのコラボもされています。
▲実証試験パンフレット(出典:ふくいドットコム)
今回の実証試験で面白いのは、EVのエネルギーにえちぜん鉄道の電車がブレーキをかける時に発生する回生電力を使うと言う点です。つまり、観光としての活用を考える実証試験と言う側面だけでなく、エネルギー的な部分についても実証が行われるという点です。ここが日本で初めての取組みになります。
▲実証試験のイメージ図(出典:福井県ウェブサイト)
今回の実証試験では4つの団体・会社が連系して事業を実施していますが、この中でもJTBコーポレートセールスはこれまでJTBグループが培った着地型コンテンツを新たにカーシェアリングに加え、地域の回遊性向上ならびにその中でEVカーシェアリングと言う分野を切り開いています。すでに箱根では旅館にカーシェアリング用EVを設置し、旅館での使用とも兼ねたEVの使い方の提案をしていて、今回の福井のプロジェクトではまた別の形として鉄道会社などと連携したプロジェクトだと言えそうですね。
今後、旅行会社が持つ様々なネットワーク、そしてノウハウがEVと結びついていくことで、スポーツや温泉・グルメ、出張パックツアーなど、各分野の旅行でEVが使われるシーンが増えることを期待したいと思います。
●参考ウェブサイト:
-えちぜん鉄道駅を拠点とした電気自動車によるカーシェアリングの実証実験を開始します(福井県プレスリリース2016.9.15)
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