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2016年5月26日
梅雨の季節が近づいてきました。
そこで気になるのが、雨の中でのEV充電です。
屋根のない環境だと、充電中プラグや充電口が濡れて感電するのではないかと神経質になってしまうのですが、実際のところどうなのか調べてみました。
■日産公式回答「濡れなければ大丈夫」に疑問
気になって調べたところ、日産公式の回答は以下の通りでした。
Q.
雨や雪の日でも屋根のないところで充電できますか?
==Answer==
雨や雪の中でも充電できます。ただし、感電や漏電を防止する為に次のことに注意してください。ぬれた手でプラグを抜き差ししない。プラグや充電コネクターをぬらさない。万が一、プラグや充電コネクターがぬれてしまったときは、布などで水分を拭きとる。また、暴風雨や雷が予測される中での充電はお止めください。
==以上==
この回答ですが、ちょっと心配になります。
「万が一濡れてしまったときは~~」、とありますが、プラグはともかく、手や充電コネクタを濡らさずに充電するなんて可能なのでしょうか・・・。
▲充電ケーブルの部位名称(参考:日産ホームページ)
特に、急速充電器は高電圧かつ直流であり(*1)、万一感電した場合は、重大な事故に繋がるのでもうちょっと納得感がほしいです。そこで、実際のところどうなのかを、もう少し調べてみました。
その結果、以下の理由から感電のリスクはやはり低いと考えられることがわかりました。
①プラグを挿してボタンを押すまでは電流流れないこと(急速)
コネクタやポート部などの感電する可能性のある場所から離れてから充電を始めることが可能です。充電終了時も同様に電源を切ってからプラグを抜くため、感電するリスクは低いです。
②漏電遮断機が長時間の漏電を防ぐこと
まず、「漏電」とは回路をぐるぐる回る電流(電子)が想定外の場所に漏れてしまうことです。
例えば、EV充電器のプラグの金属部分に触れてしまい電流が手から地面に流れる場合など。
漏電をしていなければ、回路のどこの断面でも流れる電流の値は変わりません。
漏電遮断器は、漏電した際に生じる電流の変化を検知し、瞬時に電流を止める役割の機器です。分電盤か充電器側に組み込まれています。
この仕組みにより、万一人体に電流が流れてしまったとしても瞬時に電気が止まるため、人体への影響を最小限に抑えることができます。
■それでも感電が怖い場合は
日産のQ&Aに書いてある通り、充電を始める前に水をふきとりましょう。
ゴム手袋を車に積んでおき、雨の日はそれを装備して充電すると、より安全かもしれません。
以上、感電が怖くてEVを買うのを躊躇っている方の参考になることを願います。
*1 直流が危険なのは、流れたときに筋肉が硬直してしまい手を離せなくなってしまうためだそうです。
2016/5/29 08:27
車の充電リッドの構造を「天に向かって」跳ね上げる構造にすると、ちょっとでも充電部に雨滴がかからず又、雪にも降りかからないので有利と思うのですが、そういう構造のものが出ていない。
家電メーカさんのデザイン力の方が一枚上のようなきがします。
記事中無記載ですが、防塵・防水構造/IP55~IP45等々、工業規格があります。充電リッドやコネクタはIP55を目指しているようですが、水道水のホースからダバダバぶっかけても大丈夫なレベルです。
自動車メーカの取説には「IP○○」と明確に書いてない場合があり、正確な工業試験状況が不明です。こういうのも不安を冗長させてるのではないでしょうか?
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