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2016年7月27日
本日のコラムではちょっと毛並みを変えての水素ステーションの整備状況をまとめてみたいと思います。電気自動車の充電器数は年々増加して、普通充電器約13,000箇所、急速充電器約7,000箇が設置された状況ですが、水素ステーションの整備状況はどうなっているのでしょうか?
現在の商用の水素ステーションの設置数はズバリ77箇所です。内訳はオフサイト式37箇所、オンサイト式12箇所、移動式28箇所となっています。オフサイト方式とは水素ステーションと違う場所にある工場等で製造した水素を運搬してきて供給する水素ステーション。オンサイト式とは水素ステーション内で水素を製造できる水素ステーション。移動式とは水素ステーション自体が移動できる水素ステーションで水素は圧縮水素ボンベ等で供給されます。
わずか77箇所とインフラが十分に整備されたとは言い難い状況ですが、水素ステーションを普及させるためのアイデアが詰まった水素ステーションも登場しています。
例えば、マザー&ドーター方式による水素ステーションの設置が挙げられます。マザー&ドーター方式とは、マザーとなるオンサイト式で製造した水素をドータ(移動式やオフサイト式)に供給することにより、オンサイト式の稼働効率を上げて低コスト化を実現するアイデアです。上鳥羽水素ステーションの水素は北大阪水素ステーションで作られています。
また、コンビニ併設型の水素ステーションも面白い取り組みです。水素ステーションの利用者がコンビニを利用でき利便性が高いだけでなく、コンビニ店舗に純水素型燃料電池を設置してコンビニ店舗で必要な電力を水素から発電することができます。まさに次世代のエコ・コンビニです!!現在、イワタニ水素ステーション愛知刈谷やイワタニ水素ステーション 東京池上にコンビニが併設されています。
このような面白いアイデアで水素ステーションの普及を進める上で非常に重要かと思いますが、まだまだ水素ステーションは一般のユーザー向けには優しくない状況もあります。
例えば、ほとんどの水素ステーションは土日の営業がなく、平日も17:00で閉店する店舗が多いいです。また、移動式は各拠点を転々とするため週2日・数時間程度の営業時間しかない水素ステーションが多い状況です。そのため、忙しいビジネスマンが水素を充填しに行くのにはハードルが高いかと思われます。
とはいうものの、水素ステーションの普及はまだ始まったばかり。まずは拠点数を増やして、その後でユーザーフレンドリーな水素ステーションの運用を考えていくのかと思います。今後どのように水素ステーションが整備されていくのか、引き続き着目していきます。
参考サイト:「水素ステーション情報サイト」
(執筆者:toyasu)
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