東京電力ホールディングス株式会社とパーク２４株式会社は、3月1日より電気自動車・プラグインハイブリッド車の充電に関する実証研究を開始しました。

実証研究においては、東京電力HDが新たに開発した「多台数対応EV普通充電器」を、パーク２４が運営する時間貸駐車場「タイムズ西池袋第１４」（東京都豊島区）に導入して実施します。

【実証研究実施駐車場の概要】

タイムズ西池袋第１４

所在地：東京都豊島区西池袋3-2

設置充電設備：多台数対応EV普通充電器（JW-EVSE-TPCO1-0340)　6台

今回実施される実証研究では、EV等の充電電流を制御し、使用電力の把握や充電サービスの利用実態調査を行います。

具体的には、3月1日から3月31日まで、パーク２４が運営する「タイムズ西池袋第１４」において、東京電力HDが開発した充電器6台を設置し、駐車場の利用客に充電サービスが提供されます。

駐車場内には、その他電気設備として精算機や照明等がありますが、EV等の充電時においても、使用電力が電気の契約容量を超えないよう、充電器が電流を制御するとのことです。

東京電力ホールディングスは、今回の実証研究を踏まえ、時間貸駐車場等を含めた様々なシーンにおける充電環境の提供を目指します。

パーク２４は、タイムズパーキングに充電スペースを複数設けることでEVドライバーの利便性向上を図るほか、需給に応じた電力量を見極め、充電サービスの環境整備につなげて行くとしています。

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同一の敷地内で複数台のEV自動車を充電する場合、電気設備や電気契約容量の大幅な増設を伴うケースが多く、コスト面への対応が課題となります。

充電電流を制御することで合計使用電力を抑制できれば、駐車場をはじめ事業所内での普及も期待できそうです。