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2022年8月2日
鹿児島県の沖永良部島に位置する知名町では、町内において二酸化炭素排出量の最も多い輸送部門への対策の第一弾として、県立沖永良部高等学校の生徒を対象に、ゼロカーボン通学に向けた EVバイク通学実証事業を8月より開始しました。
沖永良部島を構成する知名町及び和泊町は、2022年4月に環境省より脱炭素先行地域の認定を受け、公共施設への再生可能エネルギーの導入計画策定・知名町新庁舎におけるZEB化対応など脱炭素実現に向けた取り組みを進めています。
その中で、両町の二酸化炭素排出量の約半数を占める輸送部門においては、個人が利用する自動車・バイクのEV化による脱炭素化が必要となります。特に原付バイクは住民にとって身近な移動手段であり、県立高校に通学する生徒の7割が通学手段として利用していますが、取得費用や高騰する燃料価格など、家庭にとって大きな負担となっています。
一方でEVバイクの本格導入には、バイク本体の提供方法や充電方法、島内における走行性能など利用者の意見を踏まえた導入支援が求められます。
今回、鹿児島県立沖永良部高等学校、パーソナルモビリティ事業を展開する株式会社カレンスタイル(本社:東京都千代田区)、バイク製造元のヤマハ発動機株式会社(本社:静岡県磐田市)の協力のもと、町内に住む沖永良部高等学校の生徒を対象に、EVバイクを活用したゼロカーボン通学実証事業を行うこととなりました。
この貸与事業を通じて、通学・日常生活においてEVバイクの有効性や課題確認、今後の本格導入に向けた意見聴取を進め、移動手段の脱炭素化に向けた取り組みを進めて行くとしています。
知名町では実証事業開始に先立ち、町内の自動車学校にて沖永良部高等学校生が参加し、操作方法や乗り心地を確かめるEVバイク体験試乗会を行っています。
詳しくはこちら
沖永良部高等学校生徒向け ゼロカーボン通学実証事業・EV バイク体験試乗会開催
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