GoGoEVからのお知らせや、アンケートの結果、充電スタンド関連企業のプレスリリースを掲載しています。
2023年1月5日
顧客満足度(CS)調査や消費者動向に関するリサーチ・コンサルティング会社であるJ.D. パワージャパン(本社:東京都港区、代表取締役社長:山本浩二、略称:J.D. パワー)は2022年7月に、EV(電気自動車)に関するアンケート調査を実施しました。調査結果の中から、将来EVを購入するとしたらどのメーカーを選ぶかや、自動車メーカー以外の企業によるEV参入についての一般消費者の考えを紹介します。
■調査方法:インターネット調査
■調査期間:2022年7月
■対象者:20~69歳の計2,800名
・EVを購入するならどのメーカー?1位 トヨタ(41%)、2位 日産(18%)、3位 ホンダ(14%)
・過半数が自動車メーカー以外によるEV開発参入を認識、若年層や海外メーカーユーザーは感度が高め
・自動車メーカー以外の企業によるEVイメージ、「車の価格や維持費が高そう(32%)」、「自動車メーカーではない車は不安(25%)」、「不具合や故障が多そう(24%)」…ネガティブイメージに続き、斬新さや選択肢の広がりといった期待感も
・自動車メーカー以外の企業によるEVイメージ、若年層は抵抗感低め、輸入車ユーザーは国産車ユーザーよりポジティブ思考
EVを検討している人に、購入するとしたらどのメーカーのEVを選ぶと思いますか、と尋ねたところ、1位がトヨタ(41%)、2位が日産(18%)、3位がホンダ(14%)という結果になりました。次いでレクサス、ダイハツ、スズキと国内メーカーが続き、EVでも国内メーカーに対する支持の高さがうかがえます。
実際のブランドごとの日本国内での販売台数(2021年)と比較してみると、1位はトヨタですが、販売台数シェア34%に対して、EVの購入でトヨタを選ぶと回答した人は41%と+7ポイントも高くなっています。同様に、日産を選ぶという回答も18%と、販売台数シェアの10%に対して+8ポイント高い結果となりました。
世代別にみると、EVでトヨタを選ぶという回答は若年層に多く、日産を選ぶという回答はシニア層に多いという傾向も見られました。トヨタ、日産の両メーカーにとっては、EVの本格的な普及は、更なるシェア拡大に向けての追い風となり、期待が持てる傾向と言えそうです。
それでは、海外メーカーについてはどうでしょうか。日本国内での販売台数シェアが最も高い海外メーカーのメルセデス・ベンツで1%となっています。そんな中、選ぶと思うブランドとしてテスラが7番目に多い3%となり、一部の国内メーカーの間に食い込むポジションとなっています。今後のEVの普及とともに、国内メーカーと海外メーカーの立ち位置や、海外メーカー間での勢力争いがどうなっていくのか、目が離せません。
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