EV充電関連ニュース&お知らせ

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2023年5月29日

ユアスタンド 自宅EV充電の遠隔制御でDR対応充電を実現

電力需要状況により充電出力を調整し、電力供給過多による出力制御を防止。


戸建て・マンション・事業所向けにEV充電器の導入、運用サービスを提供するユアスタンド株式会社(本社:横浜市中区、代表取締役社長:浦伸行、以下、ユアスタンド) は、ユーザーにとっても電力系統にとっても優しい充電の実現を目指し、電力需要ひっ迫時には充電出力を自動調整するなど、DR(※1)対応で最適な充電を実現するシステムを開発したと発表しました。

日本国内では、電気自動車の充電器を遠隔制御し、最適な時間に充電することができる機器の対応をメーカーに義務付ける検討されております(※2)。遠隔制御の機能をつけることで電力の逼迫時は充電を制限し、電気が安い時間帯に自動で充電するよう促します。


※1 ディマンドリスポンス(DR)とは、電力需要状況に合わせて電気を制御することで、電力需要パターンを変化させることです。

※2 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA20CE70Q3A420C2000000/



自宅でのEV充電は帰宅後の夕方に集中する傾向がありますが、夕方から夜間は再生可能エネルギーの発電が乏しいため、今後ピーク時に電力需要がひっ迫する可能性があります。一方、一部の地域では、季節や時間帯によって電力供給過多により、太陽光や風力の再生可能エネルギー発電事業者に一時的に発電停止を求める「出力制御」を行われる事態(※3)も多発しています。

(※3)2023年4月8日(北陸電力)、2022年4月12日(東北電力)、2018年9月4日(九州電力)


北陸電力:https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/1760657

東北電力:https://kahoku.news/articles/20220412khn000009.html

九州電力:https://newswitch.jp/p/14422


EVの普及に伴い、EV充電に必要な電力量自体は問題ではなく、充電時間が集中することにより電力需要が逼迫することが問題の根源です。そのため、電力ひっ迫時に充電出力を自動的に調整し、太陽光をはじめとする再生可能エネルギーの余剰が出ている時間帯に充電が自動的に充電される仕組みが求められています。遠隔制御による最適なEV充電が実現できれば、国全体で燃料消費量減らせ、再エネを有効利用ができ、そして電力全体で低排出化及びコスト抑制が可能になります。


今回、ユアスタンドがWallbox社製充電器「Pulsar Plus」の販売代理店として提供する充電器は、8kWと国内で流通する充電コンセントの2.5倍の出力を実現し、コンパクトな設計により戸建て住宅をはじめとして、事業所などに手軽に設置することができます。さらにユアスタンドが開発したシステムにより、電力系統や宅内の電力状況によって出力を遠隔制御し、日頃の充電を最適化するすることができます。




【詳しくはこちら】

ユアスタンド、自宅EV充電の遠隔制御でDR対応充電実現。 電力需要状況により充電出力を調整し、 電力供給過多による出力制御を防止。
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2023/5/30 13:39

現在、EVの充電は帰宅後の夕方に集中する傾向があり、家庭での電力需要とも重なる上、再生可能エネルギーの発電も乏しい時間帯となります。
逆に昼間の時間帯は太陽光発電など影響で季節や天候によっては電力供給過多の状態になります。
EVは、電力のピークシフトに対して有効な手段として期待されており、自宅EVの遠隔制御は、その実現のために必要な仕組みとなります。

GoGoEV事務局