北海道電力株式会社（以下、「北海道電力」）とユアスタンド株式会社（以下、「ユアスタンド」）は、電気自動車（以下、「EV」）向けの充電事業における協業のため、業務提携に関する基本合意書を締結し、また、北海道電力を引受先とする第三者割当増資のための投資契約を締結したと発表しました（以下、業務提携に関する基本合意書と投資契約の締結をあわせて「本資本業務提携」といいます）。

世界的な脱炭素の流れを受け、EVの開発・普及が各国の重要な戦略となっているなか、日本のEV普及率は依然として低く、足元の新車販売台数に占めるEVの比率は3％程度に留まっています（2023年6月現在）。このため、国の「2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略」では、「充電インフラ15万基を設置し、遅くとも2030年までにガソリン車並みの利便性を実現する」との目標が掲げられており、公共充電※1分野・基礎充電※2分野ともに、EV充電インフラの整備が急務となっています。

ユアスタンドは、「移動をもっとクリーンに」をミッションとして 2018 年に設立されたスタートアップ企業であり、EV充電設備の導入および自社開発のアプリケーションを用いた充電制御・運用に取り組んでいます。とりわけ、集合住宅における EV 充電ソリューションの導入においては、全国で豊富な実績を有しています。

また、北海道電力は、北海道におけるEV普及拡大に向けて、2023年2月8日にエコモット株式会社と提携し、ユアスタンドが開発した集合住宅向けEV充電ソリューションを提供しています。

本資本業務提携を通じ、両社は、北海道の戸建・集合住宅向けのEV充電インフラの整備や、道内に拠点がある法人のオフィスや工場向けのEV充電ソリューションの提供、ならびに新規事業の協業検討を進め、EVの普及拡大とカーボンニュートラルの実現に貢献してまいります。

※1 公共充電：サービスエリアやパーキングエリア、商業施設などの公共的な施設で行う充電のこと。

※2 基礎充電：自宅や事業所の駐車場などドライバーが普段もっとも滞在する場所で行う充電のこと。

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