2023年9月7日
日本電気株式会社(本社:東京都港区 以下、NEC)、ENEOS株式会社(社長:齊藤 猛 以下、ENEOS)、日本通運株式会社(社長:堀 切 智 以、日本通運)の3社は、EV トラックの普及拡大に向けた経路充電の実証実験を9月5日より福岡県内にて開始することを発表しました。
世界では、脱炭素社会へのシフトに向けた各種取り組みが推進される中、日本国内においても EV の更なる普及、促進が求められています。EV の中でも、輸送時の二酸化炭素排出量削減に大きく貢献できるとされる EV トラックは、長距離走行に必要な経路充電可能な充電ステーションの場所が限られており、普及においての課題となっています。そこで 3 社は、EV トラック普及拡大に向け、経路充電の有効性の確認および運用方法の確立を目的とした実証実験を行います。
(1)期間
2023 年 9 月 5 日より1ケ月
(2)場所
ENEOSの Dr.Drive セルフ水城店(福岡県太宰府市) 急速充電器
Dr.Drive セルフ水城店 喜多村石油(株)
(3)対象車両
日本通運 福岡支店(福岡県福岡市)に導入されている EV トラック 1 台
実証実験に使用する EV トラック
(4)検証項目
①EV トラックの長距離輸送における経路充電の有効性
②EV 運用支援アプリケーションの必要機能および有効性
出発地から配送先へのルート検索や電気消費量シミュレーション、シミュレーションを踏まえた充電ステーションの検索、ドライバーへのバッテリー切れリスクの通知など
③SS の充電サービス設計要件
実証実験に使用する EV 運用支援アプリ
本実証実験を踏まえ、NEC は、日本通運の EV トラックの実運行データを活用し開発したシミュレーションロジックを起点とする EV 運用支援アプリケーションの価値向上を目指します。ENEOSは、本実証を皮切りに EVトラックユーザーの充電ニーズに応じた経路充電ネットワークの拡充を図ります。日本通運は、EV トラックの運行データを活用することで、EV トラックなどの環境配慮車両の導入を積極的に進め、お客様のサプライチェーン全体を通じて環境負荷の少ない物流を提案していきます。
今後も 3 社は EVトラックの普及拡大を通じて、温室効果ガス排出削減目標の達成への貢献を目指していくとしています。
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