2023年11月15日
合同会社DMM.com(本社:東京都港区 以下、DMM)が提供するEV充電サービス「DMM EV CHARGE」は11月14日、鹿児島県奄美群島 沖永良部島の知名町および和泊町に、6kW普通充電器を導入することを発表しました。普通充電器は、2024年度中に設置予定です。
現在、エネルギー節約や地球温暖化対策の観点から、世界的にEVやPHVへの注目が高まっています。日本政府は2035年までに新車販売における電動車の比率を100%とする目標を掲げ、充電インフラについては、2030年までに全国で30万口の設置を目指しています(※1)。
DMMでは、2023年5月より全国の商業施設や宿泊施設、公共施設、マンション等に対してEV充電サービスを提供する「DMM EV CHARGE」を開始し、事業者および利用者双方にとって便利で身近なEV充電サービスの提供と、サービスを通じた地域のビジネス支援を目指しています。
知名町と和泊町では、近年の地球温暖化を背景とした台風の巨大化と発生時期の長期化により、食料品などの生活物資の欠品や産業資材の流通停止など、島内産業に大きな影響が出ています。そのため、島の自然と共生するには温暖化防止に向けたゼロカーボンの達成が必須であると考え、2050年のゼロカーボンに向けた様々な取り組みを行っています。その結果、知名町と和泊町は現在、環境省が定める脱炭素先行地域(※2)に選定されています。
このたび、知名町と和泊町はゼロカーボンに向けた取り組みの一環として、DMM EV CHARGEの6kW普通充電器を設置します。普通充電器は、2024年度中に設置予定です。
DMMは今後、鹿児島県奄美群島の他エリアへも、充電器の導入を進めていくとしています。
※1:経済産業省「充電インフラ整備促進に向けた指針(仮称)の案について」
https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/charging_infrastructure/pdf/006_03_00.pdf※2:脱炭素先行地域とは、2050年カーボンニュートラルに向けて、民生部門(家庭部門及び業務その他部門)の電力消費に伴うCO2排出の実質ゼロを実現し、運輸部門や熱利用等も含めてそのほかの温室効果ガス排出削減についても、我が国全体の2030年度目標と整合する削減を地域特性に応じて実現する地域で、「実行の脱炭素ドミノ」のモデルとなります。
https://policies.env.go.jp/policy/roadmap/preceding-region/沖永良部島は、離島ゆえ公共交通機関が本土ほど発達しておらず、観光客やビジネスマの島での移動は、レンタカーが主に使用されています。そのレンタカーにターゲットを絞り、宿泊先等で利用して頂くことを目的としてEV充電器を導入することになりました。
本町の温室効果ガスは交通部門が約4割を占めているため、EV充電器の設置は、島の脱炭素化を進める施策になるものであると考えています。
EV充電器の設置により島でのEV車両の普及促進につなげ、また、島生活での課題であるガソリンなどの化石燃料の高騰が、生活に多大な影響を与えていることへの一つの打開策に繋がることを期待しています。
和泊町は令和4年1月に「和泊町ゼロカーボンシティ」を宣言しました。
今後、温室効果ガスの排出を削減できるEVの普及を支援するためには、町内におけるEV充電環境の整備が必要であると考え、この度DMM EV CHARGEの充電器を導入することとなりました。
EV充電器の設置により、EV利用者は自宅以外でも手軽に充電できるなど、利便性の向上が図られると考えております。環境に優しい持続可能なまちづくりに向け、EVの普及が進むことを期待しております。
DMM EV CHARGEは、全国の商業施設や宿泊施設、公共施設、マンション等で利用可能なEV充電サービスです。急速充電器は、充電のために消費した電力量に応じて課金する従量課金方式に対応。事業者向けには初期費用・月額0円で充電器を導入できる「0円プラン」を提供しています。6kW〜180kW出力の充電器が用意され、ユーザーはアプリでかんたんに充電!DMMアカウントとの連携を予定しており、DMM.comの会員約4,000万人が即時にサービス利用可能になります。2023年12月頃からサービス開始予定です。
DMM EV CHARGE WEBサイト:https://ev-charge.dmm.com/
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