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2023年11月27日
日東工業株式会社(本社:愛知県長久手市 以下、日東工業)とVPP(※1)プラットフォームを提供する株式会社Shizen Connect(以下、Shizen Connect)は11月24日、経済産業省が実施する「令和5年度 分散型エネルギーリソースの更なる活用に向けた実証事業」(以下、DERアグリ実証事業)において、日東工業製のEVリユースバッテリーシステムを活用した電力系統安定化に寄与するVPP構築の実証事業(以下、本事業)をすることを発表しました。
本事業は、日東工業の掛川工場に設置している日東工業製の環境配慮型「産業用太陽光自家消費蓄電池システムサファ Link -ONE-」を、Shizen ConnectがIoT技術と人工知能(AI)を利用し、独自開発するアグリゲート・エネルギー管理システム「Shizen Connect(シゼンコネクト)」(以下、「Shizen Connect」)を活用し、充放電を遠隔制御することで、DERアグリ実証事業の枠内でDR制御(※2)を行い、需給調整市場(三次調整力②)の制御の技術性を明らかにするものです。
日東工業は、EVリユースバッテリーシステムを通して、自家消費ニーズに加えマイクログリッド市場への対応など、新しい制御技術を採用することにより電力の安定化に貢献していきたい考えです。
※1.Virtual Power Plant(仮想発電所)とは、分散する電源(発電設備、蓄電池、EVなど)や需要設備をあたかも一つの発電所のように集合制御するデジタル技術の総称です。
※2.DR(ディマンド・リスポンス)制御とは、消費者が賢く電力使用量を制御することで、電力需要パターンを変化させることです。これにより、電力の需要と供給のバランスをとることができます。
「サファLink -ONE-」は、電気自動車の使用済みリユースバッテリーを活用した産業用太陽光自家消費蓄電池システムです。リユースバッテリーを使用することで製造工程でのCO₂排出削減やレアメタルなどの資源再利用を行い、好循環サイクルの創出を実現します。
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