ユビ電株式会社（本社：東京都港区　以下、ユビ電）は3月27日、株式会社リファレンス（本社：福岡県福岡市博多区）が保有する全賃貸マンションの駐車場およびコインパーキングにEV充電用スマートコンセントを設置し、EV充電サービス「WeCharge」を提供することを発表しました。不動産事業者が保有する賃貸物件の全てにEV充電設備を導入するのは、業界初*の取り組みとなります。これにより、賃貸マンションにお住まいの方やコインパーキングをご利用される方は、ご自身のEVを快適に充電できるようになります。

総務省統計局の「令和2年国勢調査」によると、福岡市は政令指定都市の中で最も集合住宅住まい世帯の割合が多く、全83万世帯のうち77.7%が共同住宅で暮らしています。日産自動車が発表した「EVと住環境についての調査リリース」では、集合住宅住まいのEV購入検討者は年々増加しているにもかかわらず、集合住宅に充電設備がないことでEV購入が難しいと回答した方が88.6%にも達しています。

リファレンスは福岡エリアを中心に不動産売買・賃貸・プロパティマネジメントを全国で行っており、2024年1月時点でグループ会社保有賃貸住宅を約130棟、そして今回EV充電コンセント設置対象となる約1,300台の駐車場（月極・時間貸しの合計）を管理しています。

この度、リファレンス保有物件においてEV充電サービスを導入することによって、入居者様方にとって快適な住環境となるよう整備し、リファレンスは更なるサービス向上と収益向上を目指します。

本取り組みでは、リフェコ株式会社（本社：福岡県福岡市博多区）​​の協力のもと、リファレンス全賃貸マンションへの駐車場・コインパーキングへのEV充電コンセント設置工事が行われます。EV充電サービスWeChargeは、すべてのEV・プラグインハイブリッド（PHEV）車に対応し、利用手続きから充電電力量(kWh)算出、精算までをスマートフォンのアプリで完結できます。リファレンスの賃貸マンションでEV充電コンセントを利用する居住者は、月額のEV充電設備利用料と、電力量（kWh）に基づいた充電料金のお支払いとなります。EVの走行距離や利用頻度にあわせた複数の料金プランから、お好みの料金体系を設定いただけます。

日本政府は「2035年までに、乗用車新車販売で電動車100％」という目標を掲げ、クリーンエネルギー自動車の普及と、充電インフラ整備促進との両輪で進めています。経済産業省の「充電インフラ整備促進に向けた指針」においては​​、2030年目標として集合住宅のEV・PHEVユーザーのうち10%以上が充電を住宅内で可能とすることを目指しています。

ユビ電は、政府目標「2035年までに、乗用車新車販売で電動車100％」の達成に向けて、今後も集合住宅へのEV充電インフラ整備を推進し、電気自動車の普及と脱炭素社会の実現へ貢献していきます。

【詳しくはこちら】