2024年4月12日
南海電設株式会社(本社:大阪府大阪市 以下、南海電設)、日東工業株式会社(本社:愛知県長久手市 以下、日東工業)、東洋ベース株式会社(本社:愛知県一宮市 以下、東洋ベース)は4月10日、日東工業が提供するEV充電器Pit-2G(ピットツージー)シリーズ専用の置き基礎「NTV600」を開発し、6月頃より販売することを発表しました。
施工動画はこちら https://youtu.be/oP1lzKlBGP8
政府は、2035年までに新車販売のすべてを電動車率100%にする目標を掲げており、EV充電器においては2030年までに全国の設置数をこれまでの15万の目標から、2023年8月には30万口へと大幅に引き上げました。その一方で効果的な充電スポットの増設を目指し、1口あたりに対する設置補助金の採択基準は、より厳格化しています。材料費、人件費の高騰や技術者不足の中で、EV充電器の基礎工事は施設運営者、施工業者にとって費用、労務の大きな負担となっている上、完成までには数日を要するため設置数拡大への課題となっていました。
こうした課題を解決するため3社のノウハウを集結し、安全で且つ、省コスト、省施工で基礎工事が実現できるNTV600を日東工業製EV充電器Pit-2G専用置き基礎として開発、製品化に至りました。
・1階及び地表への設置に対しては、耐震クラスAを実現。アンカーを併用することでアスファルト舗装面でも耐震クラスSを確保しています。 ※1
・風速40m/sの「猛烈な風」の中でも十分な耐風圧強度を満足しています。 ※2
※1 耐震クラスは建築設備耐震設計・施工指針2014年度版に準じます。
Pit-2G専用の自立スタンドに本体2台を取り付ける場合、充電ケーブル長さ7mまでは基準をクリアします。
充電ケーブル長さ10mの場合は基準をクリアしませんのでご注意ください。
Pit-2Gオプションのケーブルマネージメントはご利用いただけません。
※2 参考資料:気象庁 風の強さと吹き方より
https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/yougo_hp/kazehyo.html・設置場所の掘削、コンクリート打設等の土木工事必要とせず、従来工法の約1/2以下(当社比)の費用で設置が可能となりました。
・1ピースが30㎏以下の4分割構造(合計120㎏以下)で構成されており、1人で搬入、設置、施工が可能です。
・従来工法で2日以上を要していた基礎工事がわずか10分程度で完了します。
・四方のいずれからも露出配線できるような入線口を設けており、設置場所の調整や撤去時の原状回復が容易です。
販売開始時期は6月頃を予定しています。
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