ユビ電株式会社（本社：東京都港区　以下、ユビ電）は7月4日、株式会社大京アステージ（本社：東京都渋谷区　以下、大京アステージ）および株式会社穴吹コミュニティ（本社：香川県高松市　以下、穴吹コミュニティ）との業務提携契約を締結し、マンションへのEV充電設備の設置推進を目的とした取り組みを開始することを発表しました。本提携により、ユビ電は既存マンションにおけるEV充電設備の設置を一層推進します。

提携の背景

日本政府は、2050年カーボンニュートラル実現に向けて、2035年までに国内での乗用車新車販売を電動車100％とする方針を示しています。電気自動車(EV)の普及には充電設備の整備が不可欠となっており、国土交通省及び経済産業省は、新築の集合住宅を供給する事業者に対して、EV充電設備の積極的な設置を要請しています。マンションで自宅充電できない場合、近隣の公共充電に依存しなければならず、生活の利便性が低下します。新築の集合住宅は、既存の集合住宅に比べて設置に伴う合意形成が容易であり、工事費用が少ないことが多いため、集合住宅における自宅充電を充足するためには新築集合住宅における設置が特に重要とされています。

今回の取り組みは、既存マンションにおけるEV充電設備の設置を重視しており、マンション居住者にとって自宅での充電の利便性と快適さを提供することを目指しています。大京アステージと穴吹コミュニティは、二社合計で業界トップの管理受託実績を誇り、マンションの管理受託業務に長年携わってきた知識と経験、そして入居後の多くのお客さまの声に応えることで蓄積してきたノウハウを強みとしています。近年、マンション管理組合からのEV充電設備設置に関する問い合わせが増加しており、マンションで自宅充電が可能となることで、より快適で便利なライフスタイルを提供することが急務となっています。自宅での充電は、時間と手間を節約し、日常生活をより快適にするだけでなく、将来的には安価な再生可能エネルギーを利用することでコストを削減することも可能です。

ユビ電の提供するEV充電サービス「WeCharge」は、その技術力と信頼性により、多くのマンションで採用されてきました。WeChargeはEV充電設備を統合管理して充電ピークを分散し、マンションの電力契約や設備投資の負担を軽減するシステムを提供しています。大京の新築マンションにおいてもWeChargeが標準採用されている実績があり、今回の提携により、より多くの既存マンションにおいても自宅充電環境が提供されることを目指します。

提携の内容

本提携により、ユビ電は大京アステージと穴吹コミュニティが管理する日本全国のマンションに対して、EV充電設備の導入提案を計画しています。具体的には以下の取り組みを行います。

ユビ電代表取締役社長 山口典男は、「大京アステージと穴吹コミュニティとの提携を通じて、既存マンションにおけるEV充電設備の設置を一層推進し、集合住宅でのEV充電の利便性と快適さを実現します。」と述べています。

今後の展望

マンションでのEV充電が困難であることは、EV普及の大きな課題です。ユビ電は、大京アステージと穴吹コミュニティとの提携を通じて、この課題を解決し、マンション居住者が自宅で充電できる環境を整えることで、EVの普及を促進します。今後もより多くのマンションにおいて充電設備の設置を推進し、快適で利便性の高いライフスタイルを提供するための努力を続けていくとしています。

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