2024年11月18日
2024年9月1日(日)~10月31日(木)にGoGoEV上で実施した「環境問題への対策のための実証実験」について、結果をご報告いたします。この実証実験は、環境省による「ナッジ×デジタルによる脱炭素型ライフスタイル転換促進事業」の一環として行われたもので、再生可能エネルギーの拡大により供給が増えている昼間の電気を有効活用し、さらなるCO2削減を目指すため、EVの充電時間を昼間にシフトすることができるかどうかを実証しました。
■ 名称:環境問題への対策のための実証実験
■ 期間:2024年9月1日(日) ~ 2024年10月31日(木)
■ 募集方法:GoGoEVのサイト上およびメルマガにて参加者を募集
■ 参加条件:EV・PHEVを所有しており、日常的に充電を行っていること
■ 参加人数:219名
■ 内容:
実証実験期間中、参加者はEV充電を行った際にGoGoEV上で充電記録として利用日時(充電開始時刻)、充電できた電力量、充電時間を投稿。
10月以降は11:00~15:00の間に充電を開始する「昼充電」※を行うよう呼びかけ、参加者を2つのグループに分類してそれぞれ以下の条件を付与。
9月の充電記録と10月の充電記録を比較し、昼充電の割合の上昇率を調査。
9月の総充電回数に対し、10月に昼充電を行った回数の割合に応じて、GoGoEVマイページ内に表示される環境保護アイコンがチャージされ、木が成長する。
9月の昼充電の回数に対して、10月の昼充電の回数が多くなった場合、Amazonギフト券2,000円分をプレゼントする。
環境貢献度合いの見える化を行った1グループでは、9月の昼充電率26.0%に対し、10月の昼充電率が35.5%となり、9.5%増加しました。
金銭的インセンティブを与えた2グループでは、9月の昼充電率29.2%に対し、10月の昼充電率が41.0%となり、11.8%増加しました。
金銭的インセンティブを与えたグループの増加率が若干高い傾向にはあったものの、どちらのグループでもほぼ同程度の増加率が認められたことから、環境貢献度合いの見える化および金銭的インセンティブの付与により、昼充電を意識するよう後押しすることができるという結果が得られました。
なお、実証実験に参加していないGoGoEVユーザーの充電記録では、9月の昼充電率が32.1%、10月の昼充電率が33.5%となっており、ほとんど変化が見られなかったことからも、実証実験による昼充電の呼びかけ、条件付与が昼充電へのシフトに有効であるということが明らかになりました。
GoGoEVでは、今後もEVの昼充電や再生可能エネルギーを活用した環境への負荷が少ない充電を推奨し、脱炭素に向けた情報発信や取り組みを行っていきます。
<本実証実験に関するお問い合わせ>
株式会社ゴーゴーラボ GoGoEV事務局
E-mail:support-ev@gogo.gs
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