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2013年10月1日
電気自動車が徐々に普及してくるにつれて表面化してきたいくつかの問題に関する記事が、アメリカの新聞社Chicago Tribuneに掲載されたので、紹介します。
95%のEVユーザーが自宅で充電をしている一方、仕事場や他の公共の場所など、より広い範囲においてEVの充電をしたいという欲求を持っています。
現在アメリカ合衆国では、58,662台のEVと6,571箇所の公共EV充電器が存在します。数年後、EVは10万台のペースで増えていくと予想されており、ますます充電器の拡充が重要となってきます。
しかし一方で、充電器利用に関する「マナー」を問題視しなくてはなりません。そこで、考えうるまたは表面化している4つの問題を指摘し、それらの解決策を論じたいと思います。
(1)EV用の駐車スペースに、ガソリン車などの非EVが駐車する問題
<解決案>身体障害者用の駐車スペースに健全者が駐車するようなもので、設置主(会社あるいは市や州)に報告するべきでしょう。また、そのガソリン車の窓に紙でメモを残すのもよいかもしれない。その際は、あくまでけんか腰にならずに、紳士的にメモを残すことが大事です。
(2)充電が終わってもEVを動かさない問題
<解決案>充電が終了したら速やかに移動する、と言葉で言うのは簡単だが、仕事や遊びの途中などだとやっぱり難しいでしょう。そこで、先に充電する人はメモに電話番号など連絡先を書いておき、もし次に使いたい人が来れば車に駆けつけるようにするとよいかもしれません。これによって、仕事をしているときや遊んでいるときに、気を揉むことが少し軽減されるでしょう。
また、メモを使わない方法として、充電が終わったら携帯へ連絡が入るアプリを導入したり、時間が経つごとに駐車料金が増えていくシステム(初めは1時間2$で次の1時間は5$にするなど)を導入するのもよいかもしれません
(3)どうしても急いで充電したいのに、先客がいる場合
<解決案>もし、先客の充電が終わっている様子ならば、いっそのこと充電プラグを引っこ抜いてしまったらどうでしょう。そして、堂々と自分のEVに差し込むのです。聞き取り調査によると、充電が終わっているならば、充電プラグを抜いてもかまわないと思っている人が大半です。でも、知らない人の車に勝手に触るのは抵抗がありますよね。こんなときもやっぱりメモが有用で、「充電が終わったならばプラグを抜いてもかまいませんよ」とメモを残す思いやりが必要かもしれません。
(4)BEV(純粋な電気自動車)はPHEV(プラグインハイブリッド)より優先されるべきか?
<解決案>もし自分がBEVに乗っていて、駐車しようと思っていた充電スポットにすでにPHEVが駐車していてなおかつ充電の途中だったらどうしますか?この場合はもちろん、プラグを引っこ抜くべきではありません。隣に駐車しておき、もし貴方の充電が終わったらプラグを私のEVにさしてくれませんか、とメモを残すのが良いでしょう。
以上が、Chicago Tribuneの記事を要約したものです。これらの問題をいっぺんに解決してしまう超便利なアプリが開発されることが一番ですが、やはり最後には人間のマナーや道徳に頼らなければならない場面が、EV社会においては出てきそうですね。記事で紹介されたようなアナログな方法が、実はEVを快適に使うための近道なのかもしれません。
●参照ウェブサイト:
EV etiquette: Four solutions to the problems of public charging (Chicago Tribune)
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