慶応大の教授らが設立し、電気自動車の研究開発を行うベンチャー企業「シムドライブ」（本社：川崎市、社長：田嶋伸博）は先月３１日、EV試作車「シムハル」を公開しました。

今後、試作車をベースにしたEV量産化を目指し、国内外の自動車メーカーと提携交渉を進める方針とのことです。

今回公開された試作車「シムハル」は、同社が開発する4つめの試作車であり、モーターの小型軽量化により航続距離を最大約400キロまで伸ばしています。これは、一つ前のタイプの2割増しです。

田嶋社長は、「いよいよ事業化の段階に入った。ＥＶを量産して社会に普及させたい」と抱負を述べています。

▲電気自動車の試作車「シムハル」に乗り込むシムドライブの田嶋伸博社長（出典:共同通信）

米国テスラモーターズや京都のグリーンロードモーターズなど、EVベンチャーも多々注目を集めておりますが、中でも老舗の同社が今後、ビジネスを成功させられるかどうか、今後の取り組みにも期待が膨らみます。

また、日本でも他に多々の企業がEV普及に向け、自動車、インフラなどの取り組みを行っていますが、試作車「シムハル」のように、航続距離が400キロを超える自動車は、今後の鍵かもしれませんね。

●参考ウェブサイト

-シムドライブ株式会社・プレスリリース