九州と近畿地方で省エネ・環境事業を手掛ける企業である「ファブスコ」が電気自動車用・プラグインハイブリッド車向け充電器を、商業施設などの駐車スペースに無償で設置する事業を7月より開始したと発表しました。

急速充電器は通常、500万円程度の設置費用が発生しますが、同社は急速充電器を無料で設置すると共に、同社の子会社が8年間の運用状況や月々の電気代・保守管理費を一括管理して負担するようです。

対象エリアは西日本（九州電力管内と関西電力管内）地区と限られますが、設置後のメンテナンスや、故障時の顧客への対応も処理してくれるため、提供者は故障や収支を気にせず、電気自動車ユーザーへサービスの提供が行えます。

充電器の機種は普通充電器がパナソニック製、急速充電器が新電元工業製で、2014年内に300契約500基以上の設置を目指しています。今月より設置場所提供者の募集を行っているようです。

▲設置プランの説明（出典：レスポンスWEBサイト）

最近、様々な企業が充電器を設置したといったニュースをよく目にしますが、設置場所を提供し、無料で設置する企業はあまり聞いたことが無く、とても面白い取り組みですね。初期費用が不要なので、来客者の利便性を考慮して多くの提供者に是非設置して頂けると嬉しいですね。

●参考ウェブサイト

-ファブスコ株式会社ニュースリリース（2014年7月15日付）

-ファブスコ、EV用充電器を無料設置するインフラ普及事業を開始（レスポンス）