当コラムにおいて以前、日産自動車（以下、日産）の連結子会社である「カルソニックカンセイ」が、職場において、従業員や来訪者が充電できる電気自動車通勤奨励プロジェクト（ワークプレ-スチャージング）の取り組みを開始したと発表しました。

職場環境に充電設備の導入を行うことにより、今後の電気自動車の普及に対し、大きな貢献になる可能性がありますが、実はこの取組み、海外では積極的に取り組まれているようで、米国での「リーフ」の販売の約2割は、ワークプレースチャージングによるものだそうです。

●GoGoEVコラム（2014年4月17日付）

-【充電スタンド】ワークプレス・チャージングの取り組み（カルソニックカンセイ）

▲カルソニックカンセイ株式会社（14年4月導入）（出典：日産自動車ウェブサイト）

そのような中、親会社である日産は、カルソニックカンセイ以外にもワークプレースチャージングに賛同する関連企業の各事業所に充電器を設置し、「リーフ」を活用できる環境づくりを全面的にサポートすると発表しました。サポートの詳細は、導入に向けた普通充電器の設置の支援や実務運用におけるノウハウの提供を行うことだそうです。

ワークプレースチャージングの取り組みは、企業にとっては通勤費の削減を見込め、また、会社のイメージアップにもつながるのではないかと考えられます。是非、他の自動車関連会社や充電機器メーカーにおいても、率先して活動してほしいと思います。

●参考ウェブサイト

-日産自動車ニュースリリース（2014年8月6日付）